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こちらはガンダムナドレの解説ページ 総合的な戦術、通常時の武装についてはガンダムヴァーチェへ 正式名称:GN-004 ガンダムナドレ パイロット:ティエリア・アーデ コスト:2000 耐久力:640 変形:× 換装:△ 射撃 名称 弾数 威力 備考 メイン射撃 GNビームライフル 6 70 通常のBR サブ射撃 GNキャノン 2 108 ヴァーチェサブとは異なる性能 特殊射撃 GNビームライフル【投擲】 1 60 特殊格闘 ガンダムエクシア 呼出 1 76 アメキャン可能 後格闘 トライアルシステム 1 0 プレッシャー 格闘 名称 入力 威力 備考 通常格闘 GNビームサーベル NNN 174 前格闘 突き→叩きつけ 前N 133 出し切りバウンド 横格闘 斬り払い→斬り上げ 横N 128 BD格闘 斬り上げ→斬り下ろし→斬り抜け BD中前NN 174 格闘横派生 デンプシーロール N・前・横→横 98~? ラッシュ入力 バーストアタック 名称 入力 威力F/M/S/E L 備考 GNビームサーベル連続攻撃 3ボタン同時押し 294/284/274/269 連続攻撃からライフルで〆 【更新履歴】 解説 攻略 射撃武器【メイン射撃】GNビームライフル 【サブ射撃】GNキャノン 【特殊射撃】GNビームライフル【投擲】 【特殊格闘】ガンダムエクシア 呼出 【後格闘】トライアルシステム 格闘【通常格闘】袈裟斬り→横薙ぎ→回り込み斬り 【前格闘】突き→叩きつけ 【横格闘】斬り払い→斬り上げ 【BD格闘】斬り上げ→斬り下ろし→斬り抜け【各種格闘横格派生】デンプシーロール バーストアタックGNビームサーベル連続攻撃 コンボ 戦術 コメント欄 【更新履歴】 18/11/14 新規作成 解説 攻略 ガンダムヴァーチェが装甲をパージした真の姿で、この形態の存在は組織内でも秘匿されている。 ソレスタル・ビーイングで内紛が発生した場合、ヴェーダとリンクした機体を掌握する能力を持つ。 単体での戦闘力はヴァーチェより落ちるが、重装甲によって低下していた機動力は補われる。 他のアーマー着脱系換装機とは異なり、一度分離した後は再出撃までヴァーチェに戻ることはできない。 こちらは奪ダメージ力がやや低い万能機といった印象。 武装ラインナップは基本的に「GVS」の物だが、格闘が一つ減った代わりに固定装備としてアシストが追加された。 本ゲームではヴァーチェで得たアドバンテージを維持するための形態である。 万能機ならではの対応力を活かして、自衛以外にも最後の詰めや放置対策などに活躍する。 足回りがヴァーチェと打って変わって良好となるが、武装は並程度でしかないため、単品で考えるならば他の2000万能機の方が強め。 ヴァーチェで成果を挙げられないままこの形態になると苦しくなるが、場合によっては自衛のためにすぐ換装すべき時もある。 一応デンプシーロールコンなどハイリスクながらダメージ源は存在する。 いくらヴァーチェの方が強力と言っても、修正後の現在においてこちらを封印する、使えないというのは言語道断。 ナドレならではの強みもあるため、そこを理解し状況を考えて臨機応変に取り扱いたい。 GVSからの変更点 耐久値 上昇(560→600) 特殊格闘 ガンダムエクシア 呼出に変更 後格闘 トライアルシステム(GVS特格)に変更 特射 弾速低下? N格闘 威力推移変更 前格闘 威力推移変更 横格 威力推移変更 総威力124→128 BD格闘 踏み込みにバリア判定追加 威力推移変更 19/01/31アップデート詳細 耐久 600→640に増加。 特殊射撃 大きさ調整、実弾属性に変更。 キャンセルルート メイン→サブ、特射 特射→サブ 特格→メイン 射撃武器 【メイン射撃】GNビームライフル [常時リロード 3秒/1発][属性 ビーム][よろけ][ダウン値 2][補正率 -30%] 一般的な物より太いが弾数が少ないBR。 この地味に太い判定のため相手に引っ掛けやすく、詰めの場面ではわりと役に立つ。 ただしCSが無く節約も難しいため、弾数管理は非常に重要。 【サブ射撃】GNキャノン [常時リロード 5秒/1発][属性 ビーム][ダウン][ダウン値 6.0(3.0×2)][補正率 60%(-20×2%)] ヴァーチェの両肩装備を手に持って撃つ単発ダウン系射撃。ヴァーチェとは異なり弾数消費は1。 判定は左右で分かれており、1hit60の2ヒット。 本機はダウン属性の射撃武器がこれしかなく、必然的に頻繁に頼ることになる。 【特殊射撃】GNビームライフル【投擲】 [常時リロード 4秒/1発][属性 実弾][スタン][ダウン値 2.0][補正率 -30%] 後方に宙返りし、サーベルを展開したライフルを投げつける。誘導は弱め。 メインからのキャンセルが可能。 動作の関係で若干浮き、後ろに下がる。着地ずらしなど回避にも使えなくはない。 威力効率も悪く頼れる性能ではないが、メイン節約のための重要な副武装。 【特殊格闘】ガンダムエクシア 呼出 [撃ち切りリロード 10秒/1発][属性 アシスト/格闘] 「刹那、行けるな?」 本作での新武装。 エクシアが突撃してプレイアブル版のBD格闘を決める。振り向きアメキャン可能。 突進速度は速いが、誘導はあまり良くない。 リロードはそこそこだが、攻撃時間が長いためリロード開始が遅いのがネック。 突撃アシストの常として、空振りしたり遠距離の敵に対して使うと再使用までの時間が伸びるので注意。 この機体唯一の降りテクが可能な武装なので、基本は落下用に温存しておくのが好ましい。 特殊格闘 動作 威力(補正率) ダウン値 属性 累計 単発 累計 単発 1段目 斬り抜け 40(80%) 40(-20%) 1未満 1未満 ダウン ┗2段目 斬り抜け 76(%) 40(-%) 半回転ダウン 【後格闘】トライアルシステム [撃ち切りリロード 20秒/1発][属性 プレッシャー][スタン][ダウン値 1.0][補正率 -15%] いわゆるプレッシャー系武装。パージした直後から使用可能で、使用後のCTもなし。 原作ではヴェーダと接続された機体(ガンダム)を、全て自身の制御下に置くという対ガンダム用のシステム。 SAはないが発動した地点から1秒程かけて判定が広がっていくという特殊な性質を持つ。 射程は他のプレッシャー系と比べると3分の2程度と狭めであるが、現在の判定位置が見えにくい。 さらに一度出始めればキャンセルしても判定が広がり続けるので、設置武装として非常に有用。 格闘 通常のビームサーベルの他、ライフルの銃口から伸ばしたサーベルも使用する。 【通常格闘】袈裟斬り→横薙ぎ→回り込み斬り サーベルを発振させたGNビームライフルで繰り出す3段格闘。3段目で相手の背後に回り込む。 ヴァーチェ・ナドレどちらを合わせても唯一の視点変更格闘。 妙に受付時間がシビアで入力が遅いと二段目以降が出ない。 3段目で大きく動くが敵機を中心にもっさり回り込むだけなためカット耐性は高くはない。 また見た目ほどサーベルの判定は広くなく、剣先をカスらせるような使い方はできない。 伸びは万能機相応、踏込は良好なため振れる方ではあるが初段は横格やBD格の方が優秀。 1、2段目から横派生あり。 通常格闘 動作 威力(補正率) ダウン値 属性 累計 単発 累計 単発 1段目 袈裟斬り 65(80%) 65(-20%) 1.7 1.7 よろけ ┗2段目 横薙ぎ 121(65%) 70(-15%) 2.0 0.3 強よろけ ┗3段目 回り込み斬り 174(53%) 21(-3%)*4 3.0 0.25×4 ダウン 【前格闘】突き→叩きつけ 左手のビームサーベルで突き→体を捻らせ右手のライフルサーベルで上段から斬り下ろしの2段格闘。視点変更無し。 伸びはN格と同じくらいで万能機相応、発生が良く突き出す動作なため格闘でカチ合わせるならこの格闘。 また、手早く2段でバウンドを取れるため放置やコンボに使い易い。 2段目はN格同様ライフルサーベルを使うが、見た目よりも判定は狭く1段目と大差無い。 そのため巻き込みは期待できない。 1段目からN格同様の横派生あり。 前格闘 動作 威力(補正率) ダウン値 属性 累計 単発 累計 単発 1段目 突き 65(80%) 65(-20%) 1.7 1.7 よろけ ┗2段目 叩きつけ 133(65%) 85(-15%) 2.7 1.0 バウンド 【横格闘】斬り払い→斬り上げ ビームサーベルで斬り払い→ライフルサーベルで斬り上げる2段格闘。視点変更無し。 伸びが良好で、振りながら進行方向にやや滑る。このため他の機体よりも確定間合いが一歩長め。 横連打で追っ駆け回せる程ではないが、回り込みを活かせる範囲が広い。 出し切りで打ち上げるため各種追撃が容易。 ただ通常ダウンなためオバヒ時は注意。 反応が間に合うなら逆派生でダウンを取った方が安全。 1段目からN格同様の横派生あり。 横格闘 動作 威力(補正率) ダウン値 属性 累計 単発 累計 単発 1段目 斬り払い 60(80%) 60(-20%) 1.7 1.7 よろけ ┗2段目 斬り上げ 128(65%) 85(-15%) 2.7 1.0 ダウン 【BD格闘】斬り上げ→斬り下ろし→斬り抜け ビームサーベルで斬り上げ→斬り下ろし→ライフルサーベルで斬り抜ける3段格闘。 初段の踏み込み時には前方にバリア判定あり 良く伸びるBD格らしい格闘。ただ相手の前でピタッと止まるタイプなので逃げる背中を追い回すのは向かない。 3段目で大きく動くためカット耐性はあるが1、2段目はあまり動かないため過信は禁物。 特殊ダウンで打ち上げるため総合的に見て使い易い格闘。 出し切りからの各種追撃は後ステップで安定。N格初段透かしも可能。 派生やキャンセルルートはなし。 BD格闘 動作 威力(補正率) ダウン値 属性 累計 単発 累計 単発 1段目 斬り上げ 60(80%) 60(-20%) 1.7 1.7 よろけ ┗2段目 斬り下ろし 112(65%) 65(-15%) 2.0 0.3 ダウン ┗3段目 斬り抜け 174(53%) 25(-3%)*4 3.0 0.25 縦回転ダウン 【各種格闘横格派生】デンプシーロール N・前・横格闘から横格派生で可能。左右の拳で連打を叩き込む。 ラッシュ格闘能力を持ち、右と左でそれぞれ交互にループすることができる。 入力毎に要求速度が加速していくため限界まで入れきることは難しいが、万能機らしからぬ火力を引き出すことも可能。 格闘横派生 動作 威力(補正率) ダウン値 属性 累計 単発 累計 単発 N1段目 袈裟斬り 65(80%) 65(-20%) 1.7 1.7 よろけ ┗横派生 フック 98(70%) 41(-10%) 1.8 0.1 よろけ ┣逆派生 以下左右派生で繰り返し可能 ┗2段目 ストレート 168~(%) 100(%) 5.0↑ 5.0↑ 強制ダウン バーストアタック GNビームサーベル連続攻撃 連続攻撃からの斬り抜けで相手を打ち上げ、ビームライフルで〆。 最後の攻撃は1期24話でコーラサワー機と相打ちになったラストシューティングの再現。 手早く終わるが動きは小さめで自機は水平にしか動かない。 最後のライフルはレーザー状だが単発ヒット。 極限技 動作 威力(補正率) F/M/S/E L ダウン値 属性 累計 単発 累計 単発 1段目 横薙ぎ //70/70(80%) 70(-20%) よろけ 2段目 斬り下ろし //114/114(65%) 55(-15%) よろけ 3段目 横薙ぎ //150/150(55%) 55(-10%) よろけ 4段目 斬り抜け //186/186(45%) 65(-10%) ダウン 5段目 ビームライフル 294/284/274/269(--%) 185(--%) 5.6↑ 5.6↑ 強制ダウン コンボ ( はステップ、≫はブーストダッシュ、→はそのままキャンセル) 威力 備考 メイン始動 メイン≫メイン≫メイン 147 メイン≫メイン≫(→)サブ 155(145) メイン≫(→)サブで142(121) メイン→特射≫メイン 128 メイン≫NNN 179 メイン≫NN横9N 224 メイン≫BD格NN 177 ??? N格始動 NN NNN 220 N横32N 347 始動が横だと342 ??? 前格始動 前N NN横N 241 前N 横N 211 ??? 横格始動 横N始動は前N始動から-5ダメージ ??? BD格始動 BD格N始動はNN始動から―5ダメージ BD格NN メイン 212 BD格NN N横N 246 BD格NN 前N 238 バウンド 覚醒中 F/M/S/E L メイン≫NNN 覚醒技 //239/234 メイン≫BD格NN 覚醒技 //237/232 NNN NN 覚醒技 //285/284 始動がBD格でも同じ N横38 覚醒技 ??/??/371/371 横N 前N 覚醒技 //270/269 ??/??/?? 戦術 ヴァーチェとは打って変わって最低限の射撃・格闘で慎ましく戦う形態。 機動力はアメキャンもあって雲泥の差があるが、射撃武装全般のリロードがあまり良くなく、高弾速・高誘導武装もないので、ヴァーチェとは逆に放置され易い。 早々に換装してしまうとジリ貧になってしまうので、ある程度ヴァーチェの射撃を当てた後にそのダメージ差を維持するために換装するのが基本となる。 目立った強みとしてプレッシャーと覚醒技がある。 本機のプレッシャーは攻めや至近での格闘迎撃には向かない代わりに、置き武装としての性能に優れている。立ち回りの際はトラップとして活用したい。 覚醒技の火力は格闘機レベルで、割とさっさと終わる。動かない点だけ注意すればコスト不相応な性能。 ナドレはこれ以外では横格派生くらいしかまとまったダメージを取る手段がないので、可能な限り決めて、少しでもダメージ負けしないようにしたい。 かつてはヴァーチェが後衛として完成され過ぎていたせいで不要な形態とされていて、今もその印象を引きずっている人は多い。 しかし今の環境と性能ではヴァーチェだけではどうにもならない状況が多々発生するので、この形態を捨てるのはいくら何でもあり得ない。 一番マズいのはヴァーチェを過信する余り、相性が悪い相手にもナドレにならずに封殺される展開。そうなる前に換装しよう。 覚醒や僚機考察はガンダムヴァーチェで。 コメント欄 コンボ表のN横38ってデンプシーを38回入れろってこと? -- 名無しさん (2020-02-14 08 18 28) ↑そういうこと まぁ入力難易度がアレなので理論値に過ぎない参考値よね -- 名無しさん (2020-02-14 10 10 52) マジか…「入力が難しいコンボ」ってこのゲームそうそうないよな。答えてくれてありがとう。 -- 名無しさん (2020-02-14 18 07 29) 32Nで何がちょっとわからんけと…… -- 名無しさん (2020-10-29 12 47 12) ↑N(横×32)Nってことだと思われ。ラッシュ格闘のコンボの書き方の定型ってあるんかね? -- 名無しさん (2020-11-07 13 44 46) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/gungunpsp/
機動戦士ガンダムvsガンダム まとめwiki 発売予定日 11月20日 予定価格 5040円 メディアインストールあり(85MB) アドホック4人対戦可 必須システムバージョン4.05 アーケード版の機体に加え、ガンキャノン、試作1号機、デスティニー、ケンプファーが追加 携帯用ページ 公式サイトhttp //www.gundam-vs.jp/psp/ 無印アーケード版http //www10.atwiki.jp/g-vs/ NEXTアーケード版http //www15.atwiki.jp/gvsgnext2/ NEXTPSP版http //www20.atwiki.jp/gundam-nextplus/ バグ・不具合を見つけたら? 要望がある場合は? お手数ですが、メールでお問い合わせください。
https://w.atwiki.jp/imperatorgirenv/pages/155.html
S-ガンダム 図鑑番号 形式番号 正式名称 開発プラン名 開発資金 157 MSA-0011 図鑑:S-ガンダム生産:S-ガンダム兵器:S-ガンダム ιガンダムの開発 4000 出典:ガンダム・センチネル Height 25.18m Weight 73.0t 必要技術 関連機体条件 特殊条件 基礎 MS MA 敵性 0 26 26 - Gコア - 開発前作中コメント Z計画で培った技術を生かし最強のMSを開発する。AIのサポートによる安定した機体制御とオプション装備による高い拡張性を実現する。 開発期間 6 生産期間 2 資金 3550 資源 10450 資金(一機あたり) - 資源(一機あたり) - 移動 7 索敵 C 消費 30 搭載 - 機数 1 制圧 ○ 限界 180 割引 S2 耐久 850 運動 55 物資 300 武装 - シールド - スタック ○ 改造先: 運動性強化(Sガンダム(ブースター装着))1220/4490 高性能化(Ex-Sガンダム)1180/5050 特殊能力: サイコミュ搭載 脱出機構装備(Gコア) 生産可能勢力: 地球連邦 エゥーゴ エゥーゴ・クワトロ テム・レイ軍 武器名 攻撃力 命中率 射程距離 ビームスマートガン 350 85 1-2 ビームキャノン 300 65 1-3 ビームサーベル 255 80 0-0 インコム 224 70 1-2 バルカン 80 50 1-1 陸 砂 山 森 寒 水 空 宇 攻撃 ○ ○ △ ○ ○ - △ ○ 移動 ○ ○ △ ○ ○ - - ○ 寸評:まとまった性能をもつバランスの良いガンダム。Gコアを1つはさむなど開発が遅いが、それに見合うだけの性能は持っている。センチネル系に標準装備されているビームスマートガンは、従来のビームライフルに比べて命中が高く、攻撃力以上に威力が高い。サイコミュを搭載しているが、インコムはOTでも使用可能なので、OTにも抵抗無く回すことができる。ただし、性能としては継戦能力がやや落ちる以外は、あらゆる面でEx-Sガンダムの方が性能が高い。Ex-Sが開発されたら改造するのが吉。NTでなくても使用可能な「ALICE」を搭載しているはずだが、本作ではどうしたことかNT専用のサイコミュに変わってしまっている。ALICEは、NTとは何の関係もないシステムのはずなのだが… うんちく等:連邦宇宙軍「タスクフォースα」に配備されたMS。この部隊はアーガマと同級の「ペガサスⅢ」を旗艦とし、サラミス改4艦を引き連れ、本機の他にZプラス二機、FAZZ三機、そしてネロ隊とで構成される強力な部隊である。尤も、基本的に実戦経験の乏しい隊員が多いので別名は「張り子の虎」だったりするのだが。ロールアウトはZZより少し早いぐらいだが、スペック上はZZより優秀。というかカタログスペックで言うとオーバースペックどころの話ではない。(ZZガンダムのハイメガキャノンが出力50MWに対して、Sガンダムのビームスマートガンは56MWの出力がある)そして最大の特徴は自律判断可能な人工知能「ALICE」システムが機体を完全に制御していること。その為、操縦性が劣悪で究めて高い技量の持ち主でなければポテンシャルを全く発揮できなかったZ、ZZと異なり、操作は半ばフルオートマチック状態で、ボタンを押すだけで射撃の照準や発射タイミングの補正を「ALICE」が行ってくれるという容易さであった。これにより、未熟な新兵程度の腕前でもベテラン以上の活躍が可能となった。このシステムの最終到達点はMSの無人化にあったが、あまりにもコストがかかりすぎること(より「安い」強化人間ほどの効果がみこめない)と、主任研究員が事故死したこともあり、結局開発は凍結された。ZZはAE社のフラグシップ機の座を争った社内ライバル機。しかしZZが1機で生産終了しているのに対してSは4機が生産され、しかも全機が連邦正規軍に配備されている。ZZは強化オプションの開発が遅れに遅れた事を考えても、本当に社内コンペに勝利したのか、疑問の残る所である。パイロットはリョウ・ルーツ曹長(戦時昇級で少尉)。「ALICE」システムの開発者ルーツ博士の息子。札付きの問題児である。 このページ内で加筆、訂正があり、編集方法が判らない方は、下のコメントからどうぞ。編集が出来る方は気付き次第、編集お願いします。ページ内容編集に直接関係の無い内容は雑談用掲示板でお願いします。 史実ではZZよりロールアウトが早いが、このゲームではZZ→Gコア→Sとなるので注意 -- 名無しさん (2011-03-18 16 22 02) ロールアウトはZZよりも早いはずなのだが、このゲームではZZを開発しないと本機が開発できない -- 名無しさん (2011-09-08 13 24 00) ドーベン・ウルフと性能が似てる 全体的にこちらのほうが性能が高く燃費では圧倒しているが射程3の火力だけは負けてる -- 名無しさん (2014-11-23 13 01 25) 移動力7はイマイチ使いにくい。Ex-Sが開発終了したらそちらに改造してしまおう。 -- 名無しさん (2016-11-02 01 20 46) カトキキットな所為かMSはいろんなゲームでよく出てるけど、パイロットのリョウ・ルーツはこのゲームに出てないよななんで出さなかったんだろうね -- 名無しさん (2017-12-15 19 17 40) センチネルの登場機体はMSVシリーズの延長上みたいな扱いだから出てるけど物語や登場人物は版権的な問題とかで正史寄りのギレンに組み込めないじゃない?Gジェネに出演してるのは一応話が独立してるから・版権問題が緩いのかはわからんけど -- 名無しさん (2017-12-15 20 32 30) ↑そこは確かに疑問だった。登場メカのデザインは完成された傑作だし架空の宇宙戦争を掘り下げたという意味で意義があったのに、と思っていたが原作の小説を読んで理由がわかった。大衆小説として純粋につまらないし、文学的な価値もない駄作だった(戦術の描写など優れた箇所はあるのに)。小説家の技量の問題だと思うが、登場人物に魅力がない。要するに単純にキャラに需要がないというところだろう。大胆なリビルドがないと難しいだろうな。作り直したとしても構造的に0083と同じような話になりそう。 -- 名無しさん (2017-12-15 22 09 51) サイコミュ外して限界110%くらいにして性能を上げたらALICEの再現ができる。低限界高性能こそALICEの思想。ゲームメタ的なこと言うとパイロット配属価値はインコムが担保できる。 -- 名無しさん (2018-10-16 23 23 37) Ex-Sを使うつもりならば事前にSを生産しておくといい。Ex-Sは生産に3ターンかかり移動も含めれば開発終了から参戦まで4~5ターンはかかる。資金420得資源4000損ではあるが、これが登場する時点でほぼ終盤であり最強格のEx-Sでダメ押しという形になるだろう。結構な資源ではあるがトドメが早まるのであれば十分な価値がある -- 名無しさん (2019-05-10 09 46 01) 強いんだけど、この頃にはZZ並べて砲撃で終了ってオチ -- 名無しさん (2019-05-10 10 37 20) なんかZZにケンカ売ってるような設定だな…… -- 名無しさん (2019-05-10 17 11 49) EWACネロを経由すると資金資源共に安くできる。 -- 名無しさん (2019-07-23 01 41 45) 不採用だったSガンダムが4機生産されたということは、正式採用のZZは少なくとも4機以上は量産されたということだろうか? -- 名無しさん (2019-12-15 15 41 25) むしろZZ派の独断強行で勝手にアーガマに配備されただけでどっちも試作機作っただけでコスト面で不採用、みたいな感じもありえると言う説。ZZは高性能で複雑な変形合体、Sは積んでる装備がやり過ぎなくらいとにかく高級でどっちも試験機みたいなもんだし -- 名無しさん (2019-12-17 08 03 38) Sはニュータイプと相性の良いバイオセンサーの未搭載やAIのアリスに対する信頼性が懸念されて、代わりにバイオセンサー搭載のZZがアーガマ隊に送られたのでは? -- 名無しさん (2019-12-17 11 34 14) サイコミュとインコムにより誰でも能力を引き出せる対エース用MS。対量産機だと砲撃の差でZZに分があるか。 -- 名無しさん (2019-12-17 21 14 43) エースが乗らないと劇的な活躍が見込めないZZとエースが乗らなくてもエースが乗った高性能機とやりあえるSガンダムでは、Sガンダムを追加生産したほうが戦果をあげられると判断されたのだろうか。あるいはコンペの時点で既に4機生産されていたとか -- 名無しさん (2020-05-08 11 29 36) コイツが出来る頃に3部が始まって最終決戦にEx-Sが間に合うかって進行度だな。いつも。 -- 名無しさん (2021-03-11 01 23 17) 強いんだけどトップレベルのNT乗せるとなると少し微妙な点が出てくる。限界が最大でNTLV5で230、NTLV4で220に対し射撃が70のスマートガンと60のビームキャノンが5回だから実質220で各1回増えるだけ、サーベルは3回だから限界200で増やせず28のインコムは8回だから212.5で1発、225で2発増えるがバルカン共々威力が低いのでそれを考えるとNTLV2で補正込み射撃20で限界200生かすかNTLV4で補正込み射撃24で限界220生かすのがいい。がNTLV3だと肝心のスマートとキャノンが増えずおいしくないしLV5を乗せると生かしきれず勿体ないから中堅以上のOTかLV2程度のそこそこのNT乗せるのが無難。アムロ、カミーユ、クワトロなんか乗せてもいいがもったいないのであくまでExSまでのつなぎか連邦ならExS出るまでMkⅤのほうがいい。 -- 名無しさん (2022-05-05 14 05 46) 連邦編はシナリオの都合でデラーズ撃破→アクシズ撃破→ティターンズ戦開始→マークⅡ奪取→Z計画→ZZ計画の後になるから、Sガンダムが出るころにはペーネロペーがロールアウトしていたり。良いタイミングで活躍できそうなのはエゥーゴ編あたりか。 -- 名無しさん (2023-04-15 21 24 08) 連邦軍が無人機のALICEに難色を示したからZZにコンペで負けたのでは? 一応4機作られたそうだが、ルーツ機以外はALICEもまともに稼働していないだろうし操縦難易度はZZと変わらんのでは? -- 名無しさん (2024-02-02 10 44 19) ALICEはルーツ機でテストしてて最終的にリョウたちを脱出させて燃え尽きてる。まれにみるオカン属性のAIだったが、開発者も死んでるから他の機体には積んでいる可能性は低そう -- 名無しさん (2024-02-02 11 12 15) この系列があればνが要らない子になってしまうのが残念。まあこの子居なくても、後半は勝ててしまうんだけどね。 -- 名無しさん (2024-02-02 13 45 27) νはファンネルなしのやつを先に発売してから後でファンネル装備を出すという悪徳商法をゲーム中でもしっかり再現してしまった。Sは最初からインコム持ってるできる子である。 -- 名無しさん (2024-02-02 15 52 59) 耐久が倍近くなり距離をとっても高火力を維持できる百式(運動性は同じ55) -- 名無しさん (2024-04-21 10 49 24) 名前 コメント
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ZGMF-X20A フリーダムガンダム フリーダムガンダム パーツデータ ZGMF-X20A フリーダムガンダム 分類 BBR 購入価格 腕部攻撃 移動タイプ パーツアビリティ オプション装備 その他固有装備 HG 19 GP 格闘 飛行 サーベルマスタリフェイズシフト装甲スラスターウイングバインダーフルバースト ピクウスクスフィアスレール砲ラケルタビームサーベルバラエーナプラズマ収束ビーム砲 BURST フルバースト MG 81 GP 解説文を3~5行、長過ぎないように。 フリーダムガンダム パーツデータ 頭部 機体耐久度 スロット コスト 物理耐性 ビーム耐性 反応速度 アビリティ オプション HG Lv01 5460 1 1670 0.28% 0.28% 100% Lv01 ライフルマスタリLv03 フェイズシフト装甲 ピクウス Lv★ 58000 4 19450 3.5% 3.5% 106% MG Lv01 32060 1 10656 1.87% 1.87% 100% Lv01 ライフルマスタリLv02 フェイズシフト装甲 Lv★ % % % 胸部 機体耐久度 スロット キャパシティ 物理耐性 ビーム耐性 スラスター アビリティ オプション HG Lv01 16390 1 5740 0.85% 0.85% 5780 Lv?? フェイズシフト装甲Lv01 核分裂炉 --- Lv★ % % MG Lv01 96200 1 34120 5.63% 5.63% 9020 Lv02 フェイズシフト装甲Lv01 核分裂炉 Lv★ % % 腕部 機体耐久度 スロット コスト 物理耐性 ビーム耐性 外し補正 格闘攻撃力 アビリティ オプション HG Lv01 5460 1 1670 0.28% 0.28% 0% 4530 Lv01 サーベルマスタリLv?? フェイズシフト装甲Lv01 スラスター --- Lv★ % % % MG Lv01 32060 1 10656 1.87% 1.87% 0% 25890 Lv01 サーベルマスタリLv02 フェイズシフト装甲Lv01 スラスター Lv★ 58750 4 19750 3.5% 3.5% 6% 59240 脚部 機体耐久度 スロット キャパシティ 物理耐性 ビーム耐性 移動速度 アビリティ オプション HG Lv01 16390 1 5740 0.85% 0.85% 100% Lv?? フェイズシフト装甲 クスフィアスレール砲ラケルタビームサーベル Lv★ % % % MG Lv01 96200 1 34120 5.63% 5.63% 100% Lv02 フェイズシフト装甲 Lv★ 176250 4 62500 10.5% 10.5% 107% 背部 機体耐久度 スロット コスト 物理耐性 ビーム耐性 ブースト速度 アビリティ オプション他 HG Lv01 10920 1 1430 0.56% 0.56% 110% Lv03 フェイズシフト装甲Lv01 ウイングバインダーLv01 フルバースト バラエーナプラズマ収束ビーム砲BURST フルバースト Lv★ 116000 4 16650 7% 7% 132% MG Lv01 64140 1 9108 3.75% 3.75% 110% Lv02 フェイズシフト装甲Lv01 ウイングバインダーLv01 フルバースト Lv★ 117500 4 16875 7% 7% 134% 武装 名称 系統 HG MG 19 81 ラケルタビームサーベル サーベル 19 81 ルプスビームライフル ライフル 23 81 ラミネートアンチビームシールド(フリーダム) 中型シールド デベロップ一覧 派生元 対応部位 派生先 対応部位 頭部 胸部 腕部 脚部 背部 頭部 胸部 腕部 脚部 背部 ストライクガンダム ◯ ◯ ◯ ◯ --- ブリッツガンダム ◯ ◯ ◯ ◯ ◯ エールストライクガンダム --- --- --- --- ◯ デュエルガンダム ◯ ◯ ◯ ◯ ◯ ランチャーストライクガンダム --- --- --- --- ◯ ストライクフリーダムガンダム ◯ ◯ ◯ ◯ ◯ --- --- --- --- --- --- インパルスガンダム ◯ ◯ ◯ ◯ --- --- --- --- --- --- --- フォースインパルスガンダム --- --- --- --- ◯
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武装解説等はガンダム試作3号機へ。 コンボ (>はNDC) 威力 備考 メイン(1発) メイン(1発) 133 1発づつ撒いて当たったときに、メインの2発目がスカった時の追撃に。 メイン(1発) NNN 164 空対地メインから繋げるコンボ、N2段目が当たらないことがある。高高度打ち上げ強制ダウン+弾数回復。 横 NNN 196 空地を問わない、超お手軽コンボ。横格出し切りでは威力が低いので、基本はこちらで。ダメージアップ+弾数回復。 NN NNN 225 現状デスコン。繋ぎは最速前NDで。斜め前NDでも入る?実は普通に横NDが一番安定。カプルやガンタンク等背の低い相手にはND後の空NN(2段目)が外れやすい 特格(爆風) NNN ??? 爆風でうちあげたらこれで。追撃するかはBゲージや相手との距離と相談。 アシスト NNN 177程 HIT確認からはやや厳しいのである程度の先読みが必要。アシストの当たり方で変動。 アシスト メイン ??? 中距離でよろけ確認後、メイン確定 戦術 基本的には僚機のやや後方に位置し、サブ射or特射のばらまき。敵機の着地取りにメインNDループでラッシュをしかける。 援護機と言う性質上、常に冷静に相方の動き、敵機の位置を把握し、立ち回ることが義務付けられる。 BZやミサイルといったダウン属性の武器ばかりのため、強力なコンボが少なく、爆発力は低い。よってタイマンはやや不得手。 僚機の遥か彼方でタイマンするのは機体の持ち味を殺してしまう。いつでも僚機のカットが狙える位置をキープしよう。 誤射して相方をダウンさせてしまうと片追い地獄が待っているので、相方が格闘を狙っている時は他の敵の足止め、射撃戦を展開している時はダブルロックで1体を確実にダウンさせるなど、基本に忠実な立ち回りを心がけよう。 また、格闘性能はあまりよくないが、N格闘を当てればメインの弾数回復+大ダメージと見返りも大きい。 無理やり仕掛けることはできないが、常に格闘を狙える状況かどうかは意識しておこう。 敵機に接近された場合、後ND、アシストや後方向爆導索を使って何とか距離を取ること。 アシストは回数増加+呼び出した瞬間にマシンガン発射と強化され、こちらが格闘を食らっている時にカットしてくれることもあるので、前作よりも強化されたと言える。 頼り切ることはできないが、それでも有用性はあるので、必ず使い切ろう。 僚機考察 援護機らしく、自分を中心に戦うよりも相方を暴れやすくする戦い方が得意。 高機動機や格闘機との相性がいいか。 コスト3000 3000が敵の目を引いて最前線で暴れつつ、3号機が後ろから援護するのが理想的だが、コストオーバー狙いで3号機が狙われることを覚悟する必要がある。 できるだけ3000機体から離れないようにしよう。 コスト2000 ガンダム、百式、MF、エクシア、インパあたりの万能機~格闘機には前を任せよう。 問題は3号機よりも機体が重たい各種メタボと組んでしまったときで、ある程度3号機が前にでる必要がある。 相手の攻撃をかわしつつBZや格闘を狙い、メタボが格闘食らってたらカットと、忙しくなる。 コスト1000 射撃寄りの機体が多いので、お互い足並みを合わせて援護し合おう。 各個撃破だけは絶対に避ける必要がある。 VS.試作3号機対策 コンテナの威力は大したことないため、当たったとしても慌てない。 BZのラッシュによる着地狙いとカットには気をつける。 ダウンしている間に相方が一気に追い込まれる可能性があるからだ。 近距離は追い込むチャンスでもあるが、相手のN格出し切りを許してしまうと一気に弾が回復してしまうため、被弾回避を第一に。 BZのリロード時間はかなり長いので、弾切れしている間にBRズンダや格闘で一気に畳み掛けてペースを崩そう。 10発撃ち切りリロードなので余裕があるなら弾数を数えておき、相方と合図を取って緩急を付けた攻め方ができれば3号機側にはかなり辛い展開を強いることができる。 外部リンク 非公式掲示板 - ガンダム試作3号機スレ part.2 非公式掲示板 - ガンダム試作3号機スレ part.1
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99オールアムロVSシャア軍団VSガンダム兄弟2021/03/08(月) 00 59 17.65ID qPEaUKn00 AM 06:46 アクシズ外縁 正気に戻ったキオとキラの兄弟タッグと ナイチンゲールに乗り換えたシャア・アズナブルとの戦いは、 場所を再びアクシズ外縁部に移して続いていた。 キオ「シャアさん! もうやめましょうよ! こんな戦い……」 シャア「ふっ、君たちから仕掛けておいて今更よくいう!」 キラ「それを言われるとこっちとしても弱いなあ……」 ボヤキつつもキラはビームライフルとレールガンで弾幕を張った。 だがナイチンゲールは、重MSの見た目にそぐわない敏捷性で、猛然と二人に迫ってくる。 シャア「こちらはアムロを待たせているのでな、早々に終わらせてもらう!」 ビームサーベルとビームアックスを抜き放ち、二刀流で襲い掛かるナイチンゲール。 二人もまた、ビームサーベルでそれを受け止めた。 キオ「話を聞いてくださいシャアさん! アクシズは今、日登町に向かって落ちていってるんですよ!?」 シャア「日登町……」 キオ「そうです! 僕たちが住む日登町ですよ! このままじゃワームホールを通って町に落ちるんです!」 シャア「それがどうした! 地球上に残った人類などは地上のノミにすぎん!」 キオ「本気で言ってるんですか!? 日登町にはネオジオン社やナナイさんたちだっているんですよ!」 シャア「ネオジオン社? 知らないな、私はネオ・ジオン軍の総帥シャア・アズナブルだ!」 そう言い切ったシャアは一気に二人を押し切った。 そして体制が崩れたところへマイクロミサイルを発射する。 キラ「まずい……ドラグーン!」 キオ「Cファンネル!」 AGE-FXとストライクフリーダムは咄嗟にビットを展開、なんとかミサイルを撃ち落とした。 キラ「シャアさん、完全にCCAのシャア・アズナブルになりきって……!」 キオ「こんな戦いすぐやめてアクシズをどうにかしなきゃならないのに! 本当に僕らのこと忘れちゃったんですか!」 キラ「もう無駄だよキオ。今はともかく、全力でナイチンゲールを落とす!」 シャア「落とせるかな、君たちに? ファンネル!」 可動式バーニアバインダーにマウントされた10基のファンネルが一斉に展開した。 言い知れぬプレッシャーの前に、キラの背筋に冷たいものが流れる。 100オールアムロVSシャア軍団VSガンダム兄弟2021/03/08(月) 00 59 49.05ID qPEaUKn00 キオ「ファンネルが来るよ、キラ兄ちゃん!」 ナイチンゲールのファンネルは、既にドラグーンを半数失ったストライクフリーダムへ集中的に襲い掛かる! キラ「僕のことはいいから! キオは自分を守ることだけ考えて!」 キオ「でも!」 キラ「いいから!」 シャア「美しい兄弟愛だな。だが甘い!」 容赦なくストライクフリーダムに襲い掛かるいくつものファンネル。 キラは持ち前の反応速度でなんとか回避するも、 先ほどのメガ粒子砲で受けた損傷に加え オールレンジ攻撃をすべて避けきれるわけがなく、徐々に被弾していく。 キラ「やめ、てよね……! こう見えて僕、本編じゃまるで被弾しないことで有名だったんだから……!」 シャア「その減らず口がどこまで続くか見ものだな」 抵抗を続けるキラにシャアがダメ押しの攻撃を与えようとした、その時だった。 キオ「キラ兄ちゃんを……いじめるなああ!!」 シャア「突貫!? 横から?」 キラ「あれは……FXバーストモード!」 全身に青い光を纏ったAGE-FXがナイチンゲールに突撃を仕掛ける! 狙うはただ一つ、コクピットのある首のみ! キオ「うおおおおおお!」 シャア「いい気迫だ。だがまだやられる訳にはいかん!」 キラ「!」 だが、AGE-FXの攻撃は寸前で回避され、肩のスラスターを破壊するだけに終わった。 キオ「まだまだあぁ!」 さらに最大限に高まった機動力で連続攻撃を仕掛けるも、 シャアはそのすべての攻撃を、紙一重で回避していく。 キオ「ウソでしょ……なんで、なんで全然当たんないんだよ!」 キラ「もういいキオ! どいて、次は僕がやる!」 兄に言われ、キオは咄嗟にナイチンゲールから離れた。 ガラ空きになったシャアの視界の先には――フルバーストモードのストライクフリーダム! キラ「ターゲット、マルチロック! いけっ!!」 シャア「ちいっ!!」 連携攻撃を受け、爆発するナイチンゲール。 今度こそやった、キオはそう思った。 だが、爆炎が晴れて現れたのは……まだほとんど損傷の無いナイチンゲールの姿だった。 101オールアムロVSシャア軍団VSガンダム兄弟2021/03/08(月) 01 01 32.40ID qPEaUKn00 キオ「どういうこと!? 今確かに爆発したのに!」 キラ「違うよキオ。爆発したのは腰のプロペラントタンク。ナイチンゲール本体はまるでダメージを受けてない。 当たる寸前で全て避けたんだ」 キラは確かに見ていた。着弾の瞬間、ナイチンゲールが機体をわずかにズラし、直撃を避けたのを。 キオ「当たる寸前で全て避けるって……そんなのチートじゃない! ウチのアムロ兄ちゃんやカミーユ兄ちゃんだってそんなことできないよ!」 キラ「そうだよね、チートだよね。普通そんなこと、ニュータイプだろうがXラウンダーだろうができやしない。だけど……」 そこでキラは、再びアクシズを背後に立つナイチンゲールを見た。 シャア「今のは……少々肝を冷やしたぞ。だが君たちの曲芸も、ここらで打ち止めのようだな」 シャアはニヤリと笑った。 シャア「もう力の差はわかっただろう。黙ってここから立ち去ってくれれば後は追わない。いい加減、子供の遊びに付き合うのはうんざりだ」 キラ「そうだよね、うんざりだよね。でも、それは僕たちもおんなじなんですよ、シャアさん」 シャア「どういうことだ?」 キラ「とぼけないでよ。こっちはもうわかってるんですよ。あなたが僕たちのことを覚えてないフリをしてるだけだってことをね」 シャア「!!?」 キオ「ど、どういうこと? シャアさんは、ヅダエールの影響で逆シャア版のシャアになっちゃったんじゃなかったの?」 キラ「違うよキオ。目の前にいるのは、正真正銘僕たちがよく知る日登町のシャア・アズナブルその人だ」 キラは迷いなくそう言い切った。 シャア「……証拠は? 証拠はあるのかね?」 キラ「ええ、もちろん。この戦いであなたは僕のハイマットフルバーストを二回、キオのバーストモードの突撃を殆ど無傷で回避した。 自慢じゃないけどそんなこと、アムロ兄さんをはじめ日登町の誰にもできるはずがないんだ」 シャア「随分な自信だな」 キラ「あくまで事実を言ってるだけですよ」 キラは悪びれることなく答えると、さらに推理を続ける。 キラ「では、なぜあなたが僕らの攻撃を回避できたのか。それはあなたが僕らのことを知っていたからに他ならない」 キオ「僕らのことを知っていたから避けられた……?」 キラ「そう、兄弟の中で僕たち二人だけ、攻撃の仕方に特徴があるんだよね。 僕だったらハイマットの時、少しだけ照準をずらして相手の急所を避ける。逆にキオは常に首を最短距離で狙ってくる、みたいにね。 一度でも僕らと戦ったことのある相手なら、みんな知ってることだよ」 キオ「あ!」 キラ「それは当然、シャアさんもそうだ。だからどこを狙ってくるかもあらかじめ予想できた。 それが、あなたが僕たちの攻撃を回避できた理由ですよ」 102オールアムロVSシャア軍団VSガンダム兄弟2021/03/08(月) 01 02 40.83ID qPEaUKn00 シャア「…………」 キラ「どうなんですか? 僕の言ってること、どこか間違ってますか? ちゃんと答えてくださいよ!」 シャア「……さすがはキラ・ヤマトくん。スーパーコーディネーターは伊達ではないという訳か」 キオ「認めた? てことは……!」 シャア「そうだ。私は記憶を失ってなどいない。私は日登町で暮らすネオジオン社の社長、シャア・アズナブルだ。君たちのご存知の通りな」 その告白に、キラは小さく安堵の声を漏らした。 だがすぐに次の疑問も湧いてくる。 キラ「でもなんで? どうしてわざわざCCAのシャアの真似なんてしてたんですか?」 シャア「仕方ないだろう! ヅダエールの影響でアムロがCCA版のアムロになりきってしまったんだ! ならば私も話を合わせるためにCCA版のシャア・アズナブルになりきるしかない!」 キラ「あ、この逆ギレ、完全にいつもシャアさんだね」 キオ「でも、これでもう僕たちが戦う理由はないですよね。アクシズを止めるために僕らに協力を……」 シャア「……そうはいかん」 キオ「え?」 シャア「私はここで、まだアムロと戦いたいのだ。そのためにも、君たちはここで排除しなければならない」 キラ「なんだって?」 キオ「このままだとアクシズは日登町に落ちるんですよ! それをわかってるんですか!?」 シャア「わかっている! だがそれでも! 私はアムロと戦いたいのだ!」 キラ「この周りを顧みないエゴ……やっぱりこの人もまだヅダエールの影響下にあるのか!?」 キオ「どうして、どうしてそんなにアムロ兄さんにこだわるんですか!」 シャア「それは……アムロ・レイは」 103オールアムロVSシャア軍団VSガンダム兄弟2021/03/08(月) 01 04 01.51ID qPEaUKn00 シャア「アムロ・レイは、私のズッ友になってくれるかもしれなかった男だからだ!!」 キラ・キオ「「ええ~~……?」」 シャア「だが今までの私は、ライバルとしてのプライドが勝ってしまい、 彼の前では素直になることができなかった……(´・ω・`) 本当はヤツに会いに来たのに、ついロランくんのためだとか、そういうことを言ってしまうのだ」 キラ「何そのツンデレ属性!?」 シャア「本当は私だってアムロと一緒にタピ活したりパンケースを食べに行ったり……」 キラ「ギャルなの?」 シャア「アムロと一緒に撮った映える写真をSNSにあげてみんなから『いいね!』を貰ったりしたかった……!」 キラ「付き合いたてのカップルなの?」 キオ「ていうかなんでそんなにアムロ兄さんにこだわるんですか? 友達ならガルマさんだっているでしょ!」 シャア「え、だ、だってガルマは若かりし頃謀ミンチしてから、今も会うとちょっとギクシャクするし……(モジモジ」 キオ「自業自得!」 シャア「だがそれも今日までだ! この戦いで私はアムロと友情を深め、 “ふっ、お前も中々やるな”“お前こそ。やはり私とここまで戦えるのは貴様だけだよ” “シャア……これからも俺とずっと友達でいてくれるか?” “ふっ……当然だろう” みたいな感じでズッ友になるのだ!!」 キラ「なにその昭和の不良が夕方の河川敷で殴り合うみたいなノリ!?」 キオ「そういえば昨日、マークさんと実写シャアも似たような流れで友達になってたね」 シャア「だからどけ! 私とアムロの友情のために! そのためなら……日登町がどうなろうと知ったことか!」 キラ「やめてよね! そんなしょうもない理由で僕らの町を壊そうとするのは!」 キオ「こんな戦い、これ以上長引かせない! やっぱりあなたは、ここで僕たちが倒します!」 シャア「ふっ! 止められるかな? 先ほどまで私に手も足も出なかった君たちが!」 シャアは再びファンネルを展開した。そしてやってくるオールレンジ攻撃。 だがそれを、キラとキオの二人は難なく回避した。 シャア「なにっ!?」 キラ「CCAのシャア・アズナブルならともかく、いつもの日登町のシャアさんなら僕たちだって対応できる!」 キオ「シャアさんの戦い方は、近くでずっと見てきてるもんね。 いったい何度、僕らがアムロ兄ちゃんとシャアさんのケンカを止めてきたと思ってるのさ!」 シャア「お互い、手の内はもうバレているというわけか」 キラ「そういうこと!」 ビームサーベルを抜いて斬りかかるストライクフリーダム。 それをナイチンゲールは隠し腕に装備したサーベルで受け止めた。 シャア「ならば、勝敗は何で決まると思う?」 キラ「え?」 シャア「パイロットの経験値? MSの性能? 違うな」 不敵な笑みを浮かべつつシャアは大型メガ・ビーム・ライフルを構えた。 キラは咄嗟にビームシールドを展開しようとしたが キラ「シールドが……開かない!?」 シャア「勝敗を分けるのは、これまでに受けたダメージの差だ!」 キラ「まずい……!」 104オールアムロVSシャア軍団VSガンダム兄弟2021/03/08(月) 01 05 20.08ID qPEaUKn00 至近距離からビーム・ライフルの攻撃をモロに受け、ボロボロになるストライクフリーダム。 左腕と右の腿から先、それに腹部のカリドゥスを失い、全身からバチバチと火花をあげている。 キラ「ぐ、ぐうううう……」 シャア「ほう、まだ動くか。思ったよりも頑丈だな」 キオ「キラ兄ちゃん!」 シャア「私の正体に気づいたまではよかったが、そのために少々攻撃を受けすぎたな。 もはや数の有利もない。このまま一機ずつ、確実に仕留めればいい」 キオ「大丈夫? 生きてるキラ兄ちゃん!?」 キラ「まあ……ね、ぐう……衝撃で、全身無茶苦茶痛いけどまだミンチにはなってないよ」 キオ「ああ、僕のせいだ。僕が暴走した時にサザビーの攻撃から庇ったせいで……」 今まで見たことのないボロボロの兄を見て、キオは涙を流した。 キオ「もういいよ、後は僕がやる。キラ兄ちゃんはどこか安全なところで休んでて」 キラ「それはダメだよ、キオ。そうやって僕とキオを分断させる。それがシャアさんの狙いなんだ」 キオ「でも……!」 キラ「かなりズタボロだけど、フリーダムはまだやれる。僕たちがシャアさんに勝つには、二人で力を合わせるしかないんだ」 そう言ってキラは、ナイチンゲールの攻撃から我が身を庇おうとしたAGE-FXを押しのけ、再び前に立った。 キラ「ねえキオ。バーストモードだけど、もう一回できる?」 キオ「FXバーストモード? う、うん。さっき使っちゃったからフルパワーは無理だけど、短時間ならなんとかなると思う」 キラ「そっか、わかった」 シャア「ほう、あれだけやられてまだ立つか。自分たちの状況を正確に理解しているようだな」 今や絶対的優位に立ったシャア。だが慢心することなく、冷静に敵を見据える。 どんな攻撃を仕掛けてきても全て捌き切る。そういう自信の表れだった。 キラ「キオ、一個だけお願いがあるんだけど」 キオ「なに?」 キラ「僕、これから『らしくない』ことをするけど……絶対に他の兄弟には言わないでね。特にシンには」 キオ「え……?」 キラ「絶対にからかわれるの目に見てるからさ。……じゃ、頼んだよ」 キオ「ちょっと待ってキラ兄ちゃん! 一体何を……」 キオの問いかけにも答えず、キラは飛び出した。 ストライクフリーダムはナイチンゲールに向けて、わき目もふらずに突き進む! 105オールアムロVSシャア軍団VSガンダム兄弟2021/03/08(月) 01 06 56.51ID qPEaUKn00 シャア「ほう、一人で来たか。意図はわからないがまあいい。ファンネル!」 ナイチンゲールから飛び出す10基のファンネル。 ストライクフリーダムも残り2基のドラグーンを出して対抗するも、数の差は覆せない。 瞬く間にドラグーンは撃ち落とされた。だが キラ「これで……いい!」 シャア「速さが一段階、上がっただと!」 ドラグーンを全て射出したストライクフリーダムは、背中のウイングから光の翼を展開、 フル出力でナイチンゲールに突貫する! シャアは急いでファンネルを呼び戻そうとするが間に合わない。 キラ「うおおおおおおお!」 シャア「ちいい!」 ビームサーベルを振りかぶって襲い掛かるストライクフリーダム。 シャアは手持ちのビームライフルを投げ捨て、同じくビームサーベルで迎撃する。 シャア「無駄なことを! 先ほど同じ攻撃でやられたのをもう忘れたか!」 キラ「忘れちゃ……いないさ!」 そう言ってキラは鍔迫り合いをやめ、何を思ったかビームサーベルを投げ捨てた。 そして宙を切る敵のサーベルを避けつつ、しっかりと相手に抱き着く。 シャア「何を……」 キラ「もう少しだけもってくれよ、フリーダム!」 そしてスラスターを噴かし、ストライクフリーダムはナイチンゲールを抱えたまま前進した。 そのまま二機は、背後にあるアクシズの壁面に激突する。 キラ「今だキオ! バーストモードで、僕ごとシャアさんを倒して!」 シャア「なんだと!」 キオ「そ、そんな! できるわけないよ! いくらなんでも、キラ兄ちゃんごとシャアさんを撃つなんて……」 キラ「いいからやるんだ! シャアさんが動けないうちに……僕のフリーダムごと、ナイチンゲールの首を狩れ!!」 キオ「え……」 106オールアムロVSシャア軍団VSガンダム兄弟2021/03/08(月) 01 07 53.96ID qPEaUKn00 __,... .....,,__ , < `ヽ / .... ∧. / ∧ . r‐──────‐、 .. i l 「 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ∨ i. | l |⊂二] {二ニ⊃ l | | | !.| l | | | | l |\___/l l | | | l | . / ヽ\ |「マ ジ で !?」 レ'∧ ヽ __ / / \\__ ] └'/∧  ̄  ̄ /│ `ーr'. r‐ / ∧ / j |  ̄ ̄] l ∧ ; ' / |←キオ | | ̄ ̄\ ̄ ̄ ̄ / 一瞬で妖怪首おいてけと化したになったキオはバーストモードを発動。 とてつもない速さでナイチンゲールに向かって突貫する!! シャア「正気か貴様! 弟に自分ごと首を狩らせるとは……ええい、離せ!」 キラ「離すもんか! 約束したんだからね、絶対にシャアさんとアムロ兄さんを連れて帰るって!」 シャア「ちいっ!!」 シャアは苦し紛れに機体を殴りつけるも、ストライクフリーダムを殴りつけるもびくりとも動かない。 ならばと目標をAGE-FXに変え、展開していたファンネルでオールレンジ攻撃を仕掛けるが…… キオ「邪魔だあアアアアアア!!」 キオもまた、全方位にCファンネルを展開。一気に10基すべてのファンネルを撃墜する! シャア「馬鹿な!」 キオ「置いてけ! 大将首、置いてけ! チェエエエエエエエエストォーーーー!!」 青く光りながら突撃するAGE-FX。 ストライクフリーダムガンダムとナイチンゲール、二機の首は一瞬で切り落とされ、勝負は決まった。 アクシズ外縁部での戦闘結果 ストライクフリーダムガンダム……AGE-FXにより頭部を切断され撃墜 ガンダムAGE-FX……中破。パイロットのキオ・アスノは首狩り欠乏症を克服 ナイチンゲール……AGE-FXにより頭部を切断。戦闘不能 link_anchor plugin error 画像もしくは文字列を必ずどちらかを入力してください。このページにつけられたタグ
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113オールアムロVSシャア軍団VSガンダム兄弟2021/03/28(日) 21 52 52.00ID NuARB5/f0 AM 07:12 アクシズ外縁 キラ「シャアさーん、もういい加減出てきてくださいよ」 シャア「拒否するゥ!」 ファラ「音がしなくなったんで出てきてみたら……なにやってんだいアンタたち」 キオ「あ! ファラ先生!」 避難していたアクシズ内部からひょっこり顔を出したファラ。 彼女をめざとく見つけて、キオは嬉しそうにやってきた。 キオ「見て見て! これ、ナイチンゲールとストライクフリーダムの首! 僕が狩ったんですよ!」 ファラ「ほう、上手に狩れたじゃないか。よかったねキオ」 キオ「えへへ」 ファラ「……で、今はいったい何をやってるんだい? 首を狩ったってことはシャアは倒したんだろ?」 キオ「そうなんですけど」 言いながらキオはちらと後ろを見た。 そこでは、アクシズの坑道に向けて呼びかけを続けるキラの姿があった。 キラ「シャアさん、アクシズはあと2時間ちょっとで日登町に落ちるんですよ? わかってます?」 シャア「構わん! 私はこのままアクシズと一緒に燃え尽きるのだ!」 ファラ「大変だね、ひきこもりがひきこもり相手に説得かい」 キラ「あ、ファラ先生」 ファラ「キオから聞いたよ。シャアのヤツ、日登町に帰りたくないってアクシズに引きこもってるんだって?」 キラ「そうなんですよ」 キオとキラの話をまとめるとこうだ。 ナイチンゲールを撃破し、シャアをコクピットから引きずりだした二人。 『ヅダエール』の含まれたパイスーを脱がし、冷静にシャアにこれまでのいきさつを話したまではよかったのだが…… キラ「自分がやっちゃったこととか僕らに言ったことまで話したら、急にアクシズに逃げ込んじゃったんだよね」 ファラ「なんだいそりゃ。いい大人が何を言ったっていうんだい」 キオ「そうですよね。せいぜい “アムロ・レイは、私のズッ友になってくれるかもしれなかった男だ!”って言ってたくらいなのに」 ファラ「うん……まあ、確かに30超えた男がそれ言っちゃうのはなかなかキツイものがあるな」 キラ「恥ずかしくなってひきこもりになっちゃったんですよね、わかります」 そう言って3人は生暖かい目でシャアが潜む坑道を見た。 ファラ「で、これからどうするんだい? このままシャアを見捨てるつもりじゃないんだろ?」 キラ「さすがにそれは後味が悪すぎますからね」 キオ「僕がMSで無理やり連れだそうかとも思ったんだけど、奥に逃げ込まれたらいよいよどうしようもなくなるし……」 キラ「だからこうして説得だけは続けてるんですよ。おーいシャアさん聞こえてます~?」 シャア「聞こえている! というか何勝手に人の恥を話してるんだ! ますます出る気がなくなってしまうだろ!」 キオ「あ、逆ギレした」 114オールアムロVSシャア軍団VSガンダム兄弟2021/03/28(日) 21 53 21.16ID NuARB5/f0 ファラ「まったく、いい年した大人がなにバカやってるんだい! こんな子供に心配させて!」 シャア「その声、ファラ・グリフォンか? 君にはわかるまい、私がどれだけの愚行を犯してしまったのかを!」 ファラ「愚行って、アムロ大好き発言かい? 心配しなくても、アンタがツンデレなのはみんな街のみんな知ってるよ!」 シャア「誰がツンデレだ!」 キラ「いや、ツンデレだよね」 キオ「ツンデレだね」 シャア「ゴホン……まあそれはいい。君たちさえ黙っていてくれれば済むことだ」 キオ「うん! 僕たち絶対黙ってるよ!」 キラ「ちなみに匿名でネットに流すのは?」 シャア「即、開示請求の上、莫大な額の損害賠償請求させてもらう!」 キラ「うわ~大人の戦い方……」 ファラ「まったく……じゃあ何がそんなに許せないんだい?」 シャア「それは、このアクシズを日登町に落とそうとしたことだ!」 キラ「いやいや……何言ってんの。アクシズを落とそうとしてるのはフル・フロンタルで、シャアさんはあくまでCCAごっこしてただけでしょ」 キオ「そうだよ。それにそのCCAごっこだって、パイスーに含まれた『ヅダエール』のせいでナチュラルハイになってたからでしょ!」 シャア「違う!」 二人の慰めを、シャアは即座に否定した。 シャア「確かに、行動に移したのはフロンタルに仕組まれた薬のせいだったかもしれない。だが」 そこで一度、苦しそうに唇を噛んだ。 シャア「だが、“日登町にアクシズが落ちても構わない”私の心の奥底に、そういう思いがあったのは確かだ」 ファラ「!」 キオ「ど、どういうこと? 日登町には、ネオジオン社だってあるじゃないですか」 シャア「そのネオジオン社が、私の重荷になっていたといっても?」 キオ「重荷?」 シャア「こう見えて、社長業というのはパイロットより大変でな。社員とその家族を食べさせるため、多少気に喰わないことも受け入れなくてはならない」 自嘲気味に彼は言った。 シャア「その上ナナイは口うるさいしクェスは小生意気だしギュネイは勝手にライバル視してくるし ヨーツンヘイム社は妙な商品でリコール出すしシャア軍団は私の手伝いとイタズラが5:5だし コマンダーサザビーはたまにこれみよがしに私を見てため息をつくし マフティーは社長室にだけ狙ってテロを仕掛けてくるしヨーツンヘイム社は妙な商品をリリースして株価悪化させるし……」 ファラ「うーん、相当溜まってたねこりゃ」 キラ「しかもヨーツンヘイム社だけ2回も出てきてるし」 キオ「よっぽどシャアさんに恨まれてるんだね、マイ兄ちゃんたちって」 シャア「だがそれでも、私の大切な人々のいる日登町にアクシズを落とすはずがない、そう思っていた」 キラ「思っていた?」 シャア「『ヅダエール』を仕込まれ、CCAのシャア・アズナブルになりきっている瞬間、私は満たされていたのだ。 一切のしがらみから逃れ、生涯のライバルと戦える喜び。そしていずれはアクシズでネオジオン社ごと……」 キオ「シャアさん……」 シャア「認めたくないものだな。全てを破壊してリセットしたい、そんな気持ちが私にあったということを」 115オールアムロVSシャア軍団VSガンダム兄弟2021/03/28(日) 21 53 59.45ID NuARB5/f0 ファラ「やれやれ。分裂したシャア・アズナブルのうち、一番歳をとったシャアは一番生活に疲れたシャアでもあったってことかい」 キラ「まあ実際逆シャアってそういう話だからね、仕方ないんじゃない?」 キオ「そうだっけ?」 キラ「そうそう。家系のしがらみとか腐敗した地球連邦とか一切合切めんどくさくなったシャアが 『最後に派手な舞台でアムロと決着つけて全部終わらせてー』ってアクシズ落とす話だからね、逆シャアは※」 キオ「そんな話だったかなあ……?」 ※注 あくまでキラ個人の感想です。 シャア「何がネオジオン社の社長だ。今の私には、到底社員のみなと会わせる顔がない。ならばこのままアクシズと運命をともにする!」 キラ「あ~あ、完全に拗ねちゃった」 ファラ「仕方ないね。時間もないし、キオ、アンタのガンダムで無理やり引きずり出して……」 キオ「ちょっと待って! この宙域に熱源反応が近づいてくるよ。この大きさ、戦艦……?」 「ま~~~~~~~ったく、なに落ち込んでるのさ大佐」 シャア「この声……まさか、クェスか!? どうしてここに!?」 ナナイ「あなたを笑いに来た、そうお答えすれば満足ですか?」 クェス「なにツッケンドンにしてんのさ、ナナイ。さっきまで大佐が無事か不安でずっとオロオロしてたくせに」 コマンダーサザビー「我々はマスター、あなたを迎えに来たのだ」 ギュネイ「わざわざネオジオン社の社員全員をそろえてな」 驚くシャア。そこに現れたのはネオジオン社所有の戦艦、レウルーラだった。 ナナイたちだけではない。ブリッジには、他のネオジオン社の社員も勢ぞろいしていた。 ナナイ「さ、もうすぐアクシズが阻止臨界点を迎えます。その前に早く船へお戻りください」 シャア「い、いや駄目だ! せっかく来てもらって悪いが、私はお前たちのところへは戻れない!」 ナナイ「なぜですか?」 シャア「私は……私は薬のせいとはいえ、自ら望んでアクシズを落とそうとしたのだ! お前たちや、お前たちのいる日登町に! そんな情けない人間が、今更どうしてお前たちのもとへ戻れるというのだ……!」 だがそのシャアの嘆きを、ナナイはフッと一笑に付した。 116オールアムロVSシャア軍団VSガンダム兄弟2021/03/28(日) 21 54 26.81ID NuARB5/f0 ナナイ「はあ、今更そんな話ですか」 シャア「え?」 ギュネイ「アンタが情けないことなんか俺たちみんな知ってるんだよ」 コマンダーサザビー「すべてが面倒になったマスターがアクシズを落とす可能性があることもな」 クェス「いつ大佐がトチ狂ってアクシズ落とししても大丈夫なよう、会社の地下に地下シェルター作ったりね」 シャア「ち、地下シェルター!? そんな話私は知らんぞ!」 ナナイ「ええ、社長には黙って建設していましたから」 シャア「」 クェス「下手に伝えると“私がアクシズを落とすだと!? そんなに私が信用できないのか! よし、ならばアクシズ落としだ!”とか言い出しそうだったしね」 シャア「( ゚д゚)」 ナナイ「その他にも、大佐のアクシズ落としを止めるための準備は万端です。あまり私たちを舐めないでください」 ギュネイ「まあ、つまり。俺たちはずっとアンタを止める覚悟はできてたったことだ。刺し違えたってな」 シャア「な、なぜ……なぜだ? なぜお前たちは、私の情けない本性をわかってまで、私を迎えにきてくれたのだ?」 ナナイ「それは……」 クェス「そんなの、みんな大佐のことが好きだからに決まってるじゃん!」 シャア「!!」 ギュネイ「まあ、ハッキリ言われると居心地が悪いけどな。それでもアンタには俺の目標でいてもらわないと」 シャア「クェス……ギュネイも……」 ナナイ「私たちが好きなのは、格好のいいCCAのシャア・アズナブルではありません。 いい年して初恋の人の面影のある少年を追い回してはミンチにされ、 ライバルとケンカして町に迷惑をかけ、トラブルメーカーの子会社の珍発明に胃を痛める、そんなあなたなのです。 だから……帰ってきてください、大佐」 レウルーラから届くナナイたちの声。アクシズの坑道で俯いたまま、シャアはその声を聞いていた。 シャア「くっ……まだ私には帰れるところがあるというのか……。こんな嬉しいことはない」 そう呟きながらフラフラとアクシズから出てきた彼を、AGE-FXのセンサーが捉えた。 キオ「あ、見つけたよシャアさんだ!」 ファラ「感動のシーンにほだされてほいほい出てきたね」 ナナイ「今です! また逃げ出さないうちに急いで確保を!」 キオ「うん!」 シャア「し、しまった!」 キラ「しまったじゃないですよ。いい加減観念してください、面倒くさいな」 ガンダムの手の中から逃れようとじたばたもがくシャア。 キラはそんな彼をあきれ顔で見つめていた。 ???「ご苦労だったな諸君、シャアを連れて君らもレウルーラへ来てくれ」 キオ「あれ? この声……シャアさん?」 キラ「いや、それにしては……ともかく行ってみよう」 首をかしげながらもキオはガンダムをレウルーラに着艦させた。 117オールアムロVSシャア軍団VSガンダム兄弟2021/03/28(日) 21 55 02.78ID NuARB5/f0 AM 07:20 レウルーラ:ブリッジ ブリッジに通されたキラ、キオ、シャア、ファラの4人。 そこではナナイたちネオジオン社の社員に加え、意外な人物が彼らを待っていた。 ???「やあ、久しぶりだなシャア社長。本来はここは君の椅子なんだろうが、勝手に座らせてもらっているよ」 艦長席の隣に座る長髪の男は、不敵な笑みを浮かべながらそう言った。 シャア「この声……この人を妙にイラつかせる小馬鹿にしたような喋り方は……貴様か、ギルバート・デュランダル!!」 デュランダル「そう、私だ」 ブリッジにいたのは紛れもなくギルバート・デュランダル。 この事件の初期にレイとともにシンのデスティニーガンダムと戦い、そのまま姿をくらませていた男。 そして一早くフル・フロンタルの企みに気づき、 東方不敗やクロスボーンバンガード、フロスト兄弟たちに密かに指示を出していた男だ。 そして、シャアにとってはもっとも憎らしき商売敵でもある。 デュランダル「いや、なかなか感動的なシーンだった。社長想いの社員をもって幸せだな、あなたも」 シャア「わかったぞ……レウルーラが来るタイミングが妙に良すぎると思っていたんだ。この絵を描いたのは貴様かデュランダル!」 デュランダル「ふっ、随分ケンカ腰だなシャア社長」 ナナイ「おやめください社長。確かに事件のことを聞いたのはデュランダル様からですが、ここに来たいといったのは私たちの総意です」 クェス「アクシズで社長が暴れてるっていうから、私たちみんなで止めようと思ったのよね」 コマンダーサザビー「そのためにMSも用意してきていた。もっとも、到着した時には戦闘はすでに終わっていたようだったが」 ギュネイ「せっかく社長をブチのめして取って代わるチャンスだったのにな、惜しかったぜ」 デュランダル「だが、本気の赤い彗星を相手にすれば、我々とて勝てるかどうかはわからなかった。君たちには礼をいうぞ、ガンダム兄弟」 そう言ってデュランダルは深々と頭を下げた。 キラ「あ、どっかで聞いた声だと思ったらやっぱりデュランダルさんだったか」 キオ「すごいねキラ兄ちゃん。僕ぜんぜんわかんなかったよ」 キラ「聞き分けるコツがあるんだよ。デュランダルさんは重いけどシャアさんはもう少し軽いっていうか」 シャア「誰の頭がデュランダルより軽いだ貴様!」 コマンダーサザビー「声の話だ、マスター」 クェス「ほらほら、バカやってないで他に何か仕込まれてないか検査するっていってんだから行くよ」 抗議の声を上げつつ、シャアはコマンダーサザビーらに引きずられていった。 118オールアムロVSシャア軍団VSガンダム兄弟2021/03/28(日) 23 27 45.62ID NuARB5/f0 キラ「ところで一つだけ聞いていいですか? レウルーラが現れてからずーっと気になってることがあるんです」 デュランダル「どうやって我々がここにたどり着いたか、かね」 キオ「あ、それ僕も気になってた! アクシズって今、どこの宙域にあるかわからないって兄ちゃんたち言ってたよね?」 ファラ「確かに。私だって宇宙漂流刑を喰らってたところをたまたまアクシズにたどり着いたワケだしね」 キラ「だから僕たちは日登町上空のワームホールからここまで来たけど……あなたたちはどうやってここに? まさか同じようにワームホールを潜ってきたわけじゃないでしょ?」 ナナイ「その通りです。私たちは昨日からすでに宇宙で待機しておりました」 デュランダル「フロスト兄弟の功績だよ。彼らがもたらした情報のおかげで、我々はここまで来ることが出来たのだ」 キラ「フロスト兄弟?」 デュランダル「フル・フロンタルがワームホールを使ったアクシズ落としを企んでいるところまでは掴んでいた。 アクシズに人質をとり、ワームホールを閉じさせないようにすることもな」 ナナイ「その人質を救出する人員として、私たちに打診があったのです」 ギュネイ「日登町でも宇宙に出られる戦艦をもってるとこは早々ないからな」 クェス「社長に黙ってろっていうのは理由がわからなかったケド……まさか騒動の中心になるからとはね~」 デュランダル「しかし闇雲にアクシズを探しても時間の無駄だ。 そこでフロスト兄弟にアクシズの座標を調べてもらっていたのだ。 もっともフロンタルも相当に用心深い。 仲間になったフリをして懐に潜り込んではみたが、アクシズの座標のデータは一切消去されていたそうだ」 そこで彼は愉快そうに微笑んだ。 デュランダル「だがフロスト兄弟もただでは転ばない。鹵獲したスターゲイザーを秘密裏に修理し、 機体に積まれた観測装置でワームホールからアクシズの正確な座標を特定したのだ。 それで彼らから送られてきた情報を基に、我々はここまでやってきたという訳さ」 キラ「フロスト兄弟がそんなことを……」 キオ「僕たちの知らないところでみんな色々頑張ってたんだね」 デュランダル「当然だ。日登町は私たちにとっても大切な町だからな。 特に私はシャア社長と違ってパイロットではないのでね。その代わりこうして搦手を使わせてもらったという訳だ」 ファラ「搦手って、あのメンタル攻撃がかい?」 デュランダル「ふっ、実際呆れるほどに有効だっただろう?」 ファラ「まあ、あのシャアが泣きながらほいほい出てきたわけだからね」 キラ「じゃあ、もしかしてアムロ兄さんの方にも……」 デュランダル「ああ、今頃ラー・カイラム社の諸君がアムロ・レイを迎えに行っているはずだ」 AM 07:18 アクシズ:後部パルスエンジン付近 ブライト「アムロ、今は日登町が大変な時なんだ。なのにおまえは何やってんの!」 チェーン「正気に戻ってください、アムロ!」 ベルトーチカ「あなたの力が必要なのよ」 ラー・カイラムのブリッジから呼びかけるブライトをはじめとするラー・カイラム社の社員に加え、 チェーン、ベルトーチカ、アリョーナ、カニンガムらアムロの彼女たち。 アムロ「みんな……ハッ! お、俺はいったい何をしていたんだ!?」 νガンダムのコクピットで正気に戻るアムロ。 ヨナ「ぐ、が……ハッ……」 その無傷の機体の足元には、ボロボロになって倒れ伏すナラティブガンダムの姿があった―― アクシズ:後部パルスエンジン付近での戦闘結果 νガンダム……無傷でナラティブガンダムを撃破。 パイロットのアムロは『ヅダエール』の支配を脱し、正気に戻る ナラティブガンダム……νガンダムとの戦闘によって中破 link_anchor plugin error 画像もしくは文字列を必ずどちらかを入力してください。このページにつけられたタグ
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367オールアムロVSシャア軍団VSガンダム兄弟2019/10/22(火) 21 20 58.73ID rv25OO9W0 因果地平の彼方 フォウ「ここが因果地平の彼方……肉体を捨てなければ決して来れない場所」 ロザミア「お兄ちゃんはここにいるのよね!? お兄ちゃんはどこ!!?」 ルチル「ちょっとちょっと! 大声出さないで。現世の人間が紛れ込んだってバレたらヤバイんだから」 フォウ「でも随分広い……どうやってカミーユを探せばいいんだろ」 ルチル「それは大丈夫。ここは時間も距離も超越した場所だからね。魂が引き合えばすぐに見つかるはず……ほら!」 カミーユ「(ひざを抱えて体育座り)」 ロザミア「あっ! お兄ちゃんだ! おにいちゃ~ん!!」 フォウ「カミーユ!!」 ルチル「あ~もう大声出さないでってば」 カミーユ「ロザミィ……フォウ……? どうしてここに来たんだ?」 ロザミア「わたしたち、お兄ちゃんを迎えに来たんだよ!」 フォウ「一緒に帰りましょう、カミーユ」 だが、差し出された手を払いのけ、カミーユは首を振った。 カミーユ「俺は……もう帰らない」 ロザミア「帰らない!? どうしてなのお兄ちゃん」 ルチル「カミーユくん、君は知らないでしょうけど、ここ本当は生きた人間は来ちゃいけないところなの。ここは……」 カミーユ「ここは因果地平の彼方……魂が最後にたどり着く場所。俺、死んだんですよね?」 ルチル「わかっていたの!?」 カミーユ「はい。俺だってニュータイプですから。いつか刻の果てに、この情景を垣間見たことがあります」 フォウ「それを解っていて、どうして帰らないなんて言うの?」 カミーユ「それは……」 カミーユは一層身体を縮こませた。 カミーユ「俺は恥ずかしいんだ。あれだけ過去を振り切ったみたいに言っておいて、あんなにも容易く」 フォウ「『プレリュードZZ』を受けて、テレビ版の自分になってしまったことを恥じてるのね?」 カミーユは顔を伏せたまま、小さく頷いた。 カミーユ「俺は……俺はもう兄弟に合わせる顔がない! 大口叩いた挙句暴走して、みんなに迷惑をかけて」 フォウ「カミーユ……」 カミーユ「それに怖いんだ。テレビ版の俺が、また大切な人たちを傷つけてしまったらって」 ルチル「…………」 カミーユ「そんなことになるくらいなら俺は……俺はこのままここで」 ロザミア「ばかッ!」 バチン、という小気味いい音。 ロザミアがカミーユの頬を張ったのだ。 突然のことに、カミーユはロザミアの顔を見上げる。 ロザミア「おにいちゃんのばか! どうしてそんなこと言うの! ジュドーは……ジュドーはまだ戦ってるんだよ!?」 カミーユ「……え?」 フォウ「あれを見て、カミーユ」 フォウが指差す先には、日登町武道館の様子が幻影のように映し出されていた……。 368通常の名無しさんの3倍2019/10/22(火) 21 25 38.79ID 7mO2cTwW0 そこには華麗にス○リューパイルドライバーを決めるZZガンダムの姿がっ! 369オールアムロVSシャア軍団VSガンダム兄弟2019/10/22(火) 21 30 47.13ID rv25OO9W0 日登町武道館 アムロ「地獄のハンドスピナーーーっ!」 ジュドー「うわーっ! なんだこの技は~~~!!?」 フェリーニ「ディジェの謎の技が炸裂~~! 難攻不落のZZのカーテンを無理やりこじ開けたーーーーっ!」 ジュドー「く、くそっ! まさかあんなところが回転するなんて!」 フェリーニ「一体何だったのでしょう今の攻撃は?」 グラハム「わからん。私も初めて見る。ただ一つだけ言えるとすれば、とても子供には見せられん技だ!」 ミネバ「はえ~~スゴイのだな大人の男というのは。まさかあんなところが大きくなったあげくスライドするとは」 マリーメイア「(顔を真っ赤にして伏せている)」 ゼナ「ミネバ……いい子だから今見たモノは忘れましょうね」 ドズル「おのれアムロ・レイ! ミネバにあんなもの見せおって! トラウマになったらどうする気だ!」 フェリーニ「おおっと! アムロ・レイのあまりにトリッキーな攻撃に、会場からは大ブーイングだ!」 「汚ねえもの見せるな~!」「こっちは戦いを見に来てるんだ~」 「意外とちっさいぞ白い悪魔~!」「そして早いぞ~!」 アムロ「ええいうるさい! こっちは遊びでやってるんじゃないんだよ! あとちっさい言った奴は絶対許さんからな!!」 フェリーニ「アムロ・レイ、観客に向かって逆ギレだ~~~!」 クワトロ「アムロ、今はブーイングに構っている時ではない。ZZが態勢を整えてしまうぞ!」 アムロ「わかっている! やるぞシャア!!」 クワトロ「ジ・オリジンツープラトンNo.2!」 アムロ「『マスク・ジ・エンド』~~~~~!!!」 フェリーニ「ZZガンダムの隙を突き、ジ・オリジン第二のツープラトンが炸裂ーーーーっ!!」 ジュドー「ぐわ~~~~~~~~~~~~~っ!!」 バーニィ「あれは! ZZの頭を足で挟み込み、それを軸に回転することで徐々に頭部装甲を削り取っていってる!?」 クリス「なんて残酷な技なの……!」 アムロ「ハッハッハ、どうだ、生きながらに顔面の皮を剥がされる気分は!」 クワトロ「慈悲はない。このまま装甲と言わず、頭部を切断させてもらう!!」 フェリーニ「百式、まさかの公開処刑予告! このままZガンダムに続きZZガンダムも首を刎ねられてしまうのかーーーーっ!?」 ミネバ「そんな……まけないで、ジュドーお兄ちゃん!」 ジュドー「へ、わかってるよミネバ。こんなとこで、やられてたまるか!!」 ガシッ! クワトロ「何っ!?」 アムロ「回転する俺たちの足を掴み……」 クワトロ「技を無理やり止めただと!?」 ジュドー「こなくそォ~~~~~~~~~!!!」 フェリーニ「マスク・ジ・エンドを止めたZZガンダム、さらに足首を掴んだまま強引にジャイアントスイングに持っていく~~~~~!!」 アムロ・クワトロ「うわーーーーっ!」 フェリーニ「そしてそのまま場外へ放り投げたーーーっ!」 グラハム「追い詰められた状況から信じられないパワー、これぞまさに火事場のニュータイプ力!!」 アムロ「ぐう、ジュドーめ。まだあんなパワーを残していたとは」 クワトロ「だが両腕のシールドはボロボロだ。もはやZZのカーテンは使えまい!」 アムロ「ああ、俺たちが優勢なことに変わりない。このまま追い詰めてやるぞ、ジュドー!」 ジュドー「へ、へへ。ひょっとして絶体絶命ってヤツ?」 370オールアムロVSシャア軍団VSガンダム兄弟2019/10/22(火) 21 33 17.39ID rv25OO9W0 因果地平の彼方 幻影の中で、ジ・オリジンの容赦ない攻撃がZZガンダムを襲う。 その度に装甲は削れ、カメラは割れ、関節が軋みを上げる。 カミーユ「あのバカ……! さっさとギブアップしたらいいのに。お前そんなキャラじゃなかったろ!?」 しかし、何度殴られ、蹴られ、ボロボロになってもZZガンダムは決して倒れない。 カミーユ「どうして……? 何でそこまで頑張るんだよ……」 フォウ「ジュドーはね。カミーユ、あなたを待ってるのよ」 カミーユ「おれを……?」 フォウ「ええ。あなたは必ずリングに戻ってくる。そう信じているからジュドーは立っていられるの」 カミーユ「なんでだ!」 溢れる感情を抑えきれないように、カミーユは地面に両ひざをついた。 カミーユ「なんでそんなに俺を信じられる! こんな、どうしようもない俺なんかを……」 ロザミア「そんなの、兄弟だからに決まってるじゃない!」 ロザミアの言葉に、カミーユはハッと目を見開いた。 カミーユ「あいつが俺を信じているのは、俺たちが、兄弟だから……?」 ロザミア「そうだよ! 兄弟だからこそ無条件で信じられるんだよ。わたしが、おにいちゃんを信じてるみたいに!!」 カミーユ「ロザミィ……」 その時、武道館を映していた幻影が掻き消えた。 同時に、あたりからは何とも言えないイヤなプレッシャーが立ち上る。 ルチル「まずいわ。ここに生者がいるって気づかれたみたい。早くしないと、戻れなくなるわよ!」 カミーユ「でも、いくらあいつが俺を信じてくれても。テレビ版の俺じゃ……」 フォウ「関係ないわ。だってテレビ版のあなたも劇場版のあなたも……どっちも私たちを助けてくれたカミーユじゃない」 フォウの言葉に、ロザミアもこくりと頷く。 フォウ「それに、あなたは一人じゃない。暴走したって身体を張って止めてくれる兄弟がいる。そうでしょ?」 カミーユ「フォウ……ロザミィ……おれは……おれは……!」 堪えきれず、カミーユは地面に突っ伏した。そして嗚咽とともに背中を震わせた。 フォウ「カミーユ……もう一度だけ聞いていい? 今でも、テレビ版のあなたはきらい?」 カミーユ「……好きさ。どっちも俺だもの」 顔を上げたカミーユ。その目に、もはや迷いはなかった。 371オールアムロVSシャア軍団VSガンダム兄弟2019/10/22(火) 21 35 41.71ID rv25OO9W0 ルチル「ねえ、急いで! ホントマジでヤバイから!!」 ルチルが指差す先には、何体もの重機動メカの姿があった。 重機動メカは、物陰に隠れたカミーユたちを探すように辺りを飛んでいく。 カミーユ「なんですあれは?」 ルチル「う~ん、私たちより先に因果地平の彼方に飛ばされた存在のなれの果て、ってヤツかしら。いわば怨念みたいなものね」 カミーユ「あいつが……なるほど、アムロ兄さんが嫌がるはずだ」 ロザミア「どうするの! あんなのがいたら逃げられないよ」 だがその時、辺りに漂っていた霧が急に渦巻き、黒い塊となっていく。 塊はやがて、長い髪をした女の姿を模った。 ???「やれやれ、大変ねえ」 ルチル「あんたは……!」 死神「なんだかうるさいと思ったら、なるほど現世からのお客さんだったのね」 突如現れた女の姿をしたモノ……死神は呆れたように鼻を鳴らした。 ロザミア「あなたは……?」 フォウ「寄るなロザミア! あの女が放つプレッシャー……あれはよくないものだ!」 カミーユ「いや。この気配、ウチで何度か感じたことがある。大丈夫だ、危害は加えない。そうでしょ?」 死神「よくわかってるじゃない、カミーユ。こうしてちゃんと話すのは初めてだけど」 そう言って死神は目を細める。 ルチル「ちょうどいいわ。ねえ、私たちここから出たいの。どこか安全な道はない?」 死神「そうねえ。教えてあげなくはないけど、一つ条件があるわ」 カミーユ「条件?」 死神はそっとカミーユに耳打ちする。 カミーユ「……なんだそれ」 死神「イヤならいいのよ。わたしは別に教えなくても」 カミーユ「いやとは言ってないよ。わかった。現世に戻ったら必ずやってもらう」 死神「お願いね。……じゃ、こっち来て」 死神の先導で道なき道を行く一行。 やがて目の前に、切り立った崖が見えた。 死神「あそこから飛び降りれば現世に戻れるわよ」 カミーユ「ありがとう。戻ったら、必ず約束は守るよ」 死神「ええ、楽しみにしてるわ」 ルチル「よ~し、じゃあ帰るわよ。わたしに続きなさい!」 フォウ「ありがとう、さっきはひどいこといってごめんね」 ロザミア「バイバイ!」 カミーユ「それじゃあ、貴女も元気で!」 そういってルチル、フォウ、ロザミア、最後にカミーユが崖から飛び降りていく。 その姿を死神は物憂げに見つめていた。 死神「……ま、どうせすぐまた会えるんだけどね」 372オールアムロVSシャア軍団VSガンダム兄弟2019/10/22(火) 21 38 28.94ID rv25OO9W0 日登町武道館 フェリーニ「ご覧ください! この広い武道館が静まり返っております!」 バチバチと全身から火花を放つZZガンダム。 しかし、それでもまた倒れない。 その執念を、観客の誰もが固唾をのんで見守っていた。 ジュドー「へ、へへへ……もう、終わり? 案外だらしないね」 アムロ「ジュドー……もう諦めろ。お前がいくら粘ったところでカミーユは戻ってこない。あいつはもう死んだんだ!」 だがジュドーは答えない。 ただもっと打ってこい、とばかりに片手をあげて挑発する。 クワトロ「もういいだろう、アムロ。これ以上は彼を苦しませるだけだ」 アムロ「……わかった!」 フェリーニ「おおっと! 百式、ディジェを肩車したまま大きくジャンプ! そのまま空中で錐揉み回転するーーっ!」 クワトロ「くらえっ! ジ・オリジンツープラトンNo.3!」 アムロ「地獄のネジ回しーーーーーーーーーーっ!!」 グラハム「むう! 二機分の推力を得たツープラトン・ドロップキック! あれでZZガンダムを貫くつもりか!」 ジュドー「こんなものでえぇぇぇ!!」 フェリーニ「ZZガンダム、地獄のネジ回しを決死のキャッチ! しかしジ・オリジンは止まらない! じりじりとロープ際に追い詰めていく!」 アムロ「終わりだ、ジュドー!」 クワトロ「君はよく戦ったぞ!」 ジュドー「くっ、うっ……ぐわ~~~~~~~っ!!」 フェリーニ「そして今……ZZガンダムが場外に吹っ飛んだ~~~~~~~~~!!!」 ジュドー「くっそ……ここまでかよ……恨むよ、カミーユ兄」 フェリーニ「不沈艦ZZガンダム、ついに沈むのか~~~!? ……いや!?」 フェリーニは思わずわが目を疑った。 場外に飛ばされたZZガンダム。その機体を、何者かの手がしっかりと捉えていたのだ! アムロ「なんだと!?」 クワトロ「あれは……」 _,,..-----、.,,_ ,.イ" `ヽ、 / ヽ、 / ヽ-、 i i `ヽ、 ,.-ィ r''i1 | i"~,,`i /⌒ | 「`''''''ー‐‐――''''""~ ̄|| !,, ll |,.!二~ノ i-―|| |i ( ) ,,.ノ; /__ / |r―|| ~`ー---ゝ="――'''" ,/ `/ `!,.-ゝ、 ,.----------.、_,.---、‐'"⌒;./ !_r'"~~i"i " ___ i ) i__,./ ヾ--ゝゝ7~___ / -'^ー―''" f" ;;;;;;;; `i!/ ゙ー―‐‐" 「 ザ ク ! ? 」 373オールアムロVSシャア軍団VSガンダム兄弟2019/10/22(火) 21 50 23.74ID rv25OO9W0 グラハム「いや、違う! ザクヘッドの下のボディ……あれはまさしくZガンダムのもの! Zザクだ!」 フェリーニ「つまり……ということはまさか……」 クワトロ「乗っているのは君か! カミーユ・ビダン!」 カミーユ「ええ。そうですよクワトロ大尉」 ジュドー「カミーユ兄!」 カミーユ「……悪い、遅くなったなジュドー」 ジュドー「ホントだよ! ったく、俺がどんだけ苦労して粘ったと思ってんのさ!!」 フェリーニ「こ、これは一体どういうことでしょうか! 首を刎ねられたはずのZガンダム、それがまさかザクヘッドで復活するとは!」 カミーユ「さすがに頭がないのは色々不便なんでね。さっきお二人がクロスボンバーで破壊したザクの首を使わせてもらいましたよ」 クワトロ「なにっ? しかし、この短時間でどうやってそんな修理を……」 ジュドー「へへっ! こんなこともあろうかと、コッソリ専門家に修理を頼んでおいたのよね」 アムロ「専門家だと!?」 イーノ「僕です!」 そう言ってリングの下からひょっこり姿を現したのは、 日登町イチのZザクマニア、イーノ・アッバーブだった。 ジュドー「ありがとね、イーノ。バレないようこっそり作業してくれて」 カミーユ「影の薄さが役に立ったんじゃないか?」 イーノ「うぐっ! 人が気にしてることを……」 クワトロ「ひたすら倒れず粘ったのは、我々の目をZガンダムから逸らすための作戦か……!」 アムロ「ジュドーめ、一度ならず二度までも小癪なマネを……!」 フェリーニ「さあ、Zガンダム改めZザクの復活で俄然熱を帯びる日登町武道館。ミンチになっていたイオも復活し、仕切り直しです!」 イオ「おいカミーユ! 生身の人間をMSで蹴りやがって……ホントふざけんなよお前!」 カミーユ「すみませんイオ兄さん」 イオ「ったく。……まあ、復活してよかったよ。でなきゃこうして恨み言も言えないものな」 ジュドー「しかしよく戻ってこれたねカミーユ兄も」 カミーユ「フォウとロザミィのお陰さ」 ちらと観客席を見ると、そこには同じように現世に戻ってきたフォウとロザミアの姿があった。 カミーユは二人にだけわかるよう、小さく手を振った。 ロザミア「行け、お兄ちゃん!」 フォウ「自分を乗り越えて、カミーユ!」 イーノ「行け~Zザク! おまえはZガンダムより強いんだってこと、僕に見せてくれ~!」 ミネバ「がんばれ、がんばれZZZブラザーズ!」 フェリーニ「会場から投げかけられる熱い声援! これぞまさにアイドルニュータイプ軍団の面目躍如だ~~~!」 カミーユ「二人のため、いや、応援してくれるみんなのために! この試合絶対に勝つぞジュドー!」 ジュドー「OK。ここからが本当のニュータイプの修羅場だ!」 次回、勝利の女神はどちらに微笑むのか……? link_anchor plugin error 画像もしくは文字列を必ずどちらかを入力してください。このページにつけられたタグ
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392オールアムロVSシャア軍団VSガンダム兄弟2019/11/10(日) 21 31 34.77ID k9vlZL3G0 日登町武道館 ZZZブラザーズの鮮烈な逆転勝利に、武道館は未だ歓声が止まらない。 イーノ「いやったああああああああああ!! やっぱりZザクがナンバーワンだあああ!!」 ガロード「よっしゃ! さっすがジュドー! カミーユ兄!」 ロザミア「やったあ! お兄ちゃんかっこいい!!」 フォウ「よかったねカミーユ……ちゃんと自分のことを好きになれて」 ルチル@ティファ「(ふう……一時はどうなることかと思ったけどね)」 ティファ「(はい……ルチルもお疲れさまでした)」 ガロード「ん? なんか言ったかいティファ?」 ティファ「ううん、なにも」 ラクス「すごかったですわ。わたくし、ロボットプロレスを見るのは初めてですけど、こんな楽しいものなんですね」 ミーア「やっぱり何があっても諦めない心が大事なんですね。……あ!」 バルトフェルド「お、今の試合を見て、曲のインスピレーションでも降りて来たかい?」 ミーア「はい! わたし、ちょっと楽屋に手帳取りに行ってきます!」 クリス「ふう……コンサートが台無しになった時はどうなることかと思ったけど、お客さんも大満足みたいで助かったわ」 バーニィ「お疲れ様、クリス」 シャクティ「ふっふっふ、実にいい試合でした。後はこれを円盤にして、限定グッズはアレとコレをつけて……ブツブツ」 バナージ「すごく悪い顔してるな、シャクティ」 フリット「フィクサーなんてどこもそんなもんじゃない?」 ウッソ「他人のフリ他人のフリ……」 グラハム「だが名試合だったのは確かだ。こんな歴史に残る名試合に立ち会えるとは、センチメンタルなおとめ座の私ですら想像しえなかったぞ!」 フェリーニ「まったくだぜ。なりゆきで引き受けた実況で、まさかこんな試合が見られるとはな。……おっと?」 その時、破壊されたディジェと百式のコクピットハッチが開き、中からアムロとクワトロが姿を現れた。 だがそれは、戦っていたカミーユとジュドーですら思いもよらない姿だった。 クワトロ「ふっ……よくぞ私たちを倒したなカミーユ。いや、ZZZブラザーズ」 アムロ「特に最後のツープラトンは効いた。まだ全身が痛いよ」 ジュドー「アムロ兄、クワトロさん……!」 カミーユ「そ、その格好は……」 二人が驚くのも無理はない。 コクピットから出てきたアムロとクワトロ。 彼らが身に着けているのはビキニパンツ一丁という殆ど全裸に近い姿だったからだ。 393オールアムロVSシャア軍団VSガンダム兄弟2019/11/10(日) 21 37 49.24ID k9vlZL3G0 ジュドー「あ、あんたたち! 一体いつからそんな恰好で!?」 クワトロ「いつから? そうだな、幹線道路で君たちと出会う少し前、くらいか」 カミーユ「なんだって!? じゃあ、まさか!」 アムロ「ああ、俺たちはとっくに『ヅダエール』による暴走状態から抜け出している」 その意外な告白に二人は耳を疑った。 フル・フロンタルによってパイロットスーツに仕込まれた『ヅダエール』。 他と同様、クワトロたちもその薬品の作用によって暴走しているものだと思い込んでいたのだ。 アムロ「確かに初めは俺たちも『ヅダエール』によって周りの状況も見えず戦っていた」 クワトロ「だが、ある男によって救出され、その呪縛から解き放たれたのだ」 ジュドー「『ある男』……?」 カミーユ「じゃあなんでですか! どうしてあなたたちは暴走したフリをして俺たちと戦ったんだ!」 アムロ「俺たちを助けてくれたそいつが教えてくれたんだ。この騒動の黒幕がフル・フロンタルであること」 クワトロ「そして、ヤツが企む『IMD計画』のこともな」 カミーユ「『IMD計画』……?」 ジュドー「いったい何なのさそれ」 アムロ「残念だが、今のところ判明しているのは計画の名前だけなんだ」 クワトロ「だが状況を鑑みれば推測はできる。『IMD』、それはおそらく計画の鍵となる機体の名前だ」 カミーユ「機体の名前?」 ジュドー「あ、そっか! 『M』はモビルアーマー、『D』はデビルガンダム」 クワトロ「そして『I』はミネバが乗っていたイd……」 アムロ「(ギロリ)」 クワトロ「……そして『I』はサイコジムの頭文字ではないだろうか」 バナージ「『IMD計画』……か」 フリット「そんな名前をつける辺り、フル・フロンタルは相当前から計画を準備していたんだろうね」 ミネバ「む? でもおかしくないか? サイコジムだったら、かしら文字は『I』じゃなくて『S』だろ」 マリーメイア「いや、サイコは『psycho』だから頭文字は『S』じゃなくて『P』でしょ」 プル「あれ? でもどっちにしろ『I』じゃないよね」 プルツー「いったい『I』はどこから来たんだ?」 ウッソ「うん、まあ、それは色々察してもらいたいというかなんというか」 ジュドー「じゃあ、やっぱり町を襲っているシドもELSも、みんなフロンタルが糸を引いて操ってんのね」 アムロ「おそらくはそうだろう」 カミーユ「歯がゆいな。奴が何を企んでいるか判らない内は、対応も後手後手に回り続けなきゃいけないのか」 クワトロ「ふっ、同感だ。だからこそ私とアムロはサイコジムを襲撃し、なおかつお前たちとも戦ったのだ」 ジュドー「サイコジムはわかるけど、俺たちもってどういうこと?」 アムロ「実は『IMD計画』、その最後の鍵となっているのはお前たちの機体なんだ」 カミーユ「なんだと!?」 394オールアムロVSシャア軍団VSガンダム兄弟2019/11/10(日) 21 42 34.84ID k9vlZL3G0 クワトロ「奴は言った。“『IMD計画』はZガンダム、そしてZZガンダムを器とすることで最終段階に入る”と」 カミーユ「俺たちの機体が……フロンタルの計画の鍵……?」 アムロ「目的は不明だが、ここまで大事になった以上、決して穏健な計画でないことは確かだ」 クワトロ「『IMD計画』は必ず阻止しなければならない。だからこそ我々は君たちに試合を申し込んだのだ」 カミーユ「つまり……フロンタルに奪われる前に俺たちの機体を破壊しようってことですか?」 クワトロ「そうだ」 アムロ「だがお前たちの性格上、口で言っても絶対に納得はしないだろう? なので少々強引だがこんな手段を取らせてもらった」 ジュドー「いやいや、強引すぎるでしょ。カミーユ兄なんか一回死んでんのよ?」 クワトロ「それについては本当に申し訳なかったと思っている」 アムロ「だから試合に勝ち、お前たちの機体を破壊した後は、責任をもって俺たちがカミーユの魂を連れ戻すつもりだったんだが」 カミーユ「まさか自力で戻ってくるなんて、でしょ?」 アムロ「ああ。素直に驚いた」 カミーユ「自力じゃありませんよ。俺が戻ってこれたのはフォウやロザミィ、それにジュドーのおかげです」 カミーユは少し照れくさそうに言った。 カミーユ「ジュドーが俺を信じて一人で戦っていたからこそ、俺はこうしてリングに戻ってこれたんです」 ジュドー「おろ? どったのカミーユ兄。今日は随分素直じゃん。あの世で何かあった?」 カミーユ「うるさいな!」 クワトロ「ふっ、やはり我々はその力に負けたのだろうな。君たちガンダム兄弟の、その兄弟パワーに」 ジュドー「兄弟パワー……」 アムロ「そうだ。俺ももっとその力を信じるべきだった。お前たちの兄弟パワーさえあれば、きっとフロンタルにも負けはしないだろう」 カミーユ「アムロ兄さん、クワトロ大尉……!」 ジュドー「改めて言われると、なんか照れるな」 カミーユとジュドーは顔を見合わせ、少しだけはにかんだ。 アムロ「勿論、これから先は俺たちも一緒に戦うぞ。兄弟で力を合わせて、フロンタルの計画を阻止するんだ」 クワトロ「それに『彼』からも、いずれ連絡が来るだろうしな」 カミーユ「『彼』?」 アムロ「俺たちを『ヅダエール』から助けてくれた男だよ。今は単独でフロンタルの動向を探っているらしい」 ジュドー「さっきから気になってたんだけど、その兄貴たちを助けてくれたのって誰なのさ。俺たちが知ってる人?」 クワトロ「ああ、それは……」 クワトロが名前を口にしようとした、その時だった。 突然の爆発音と共に、巨大な影が武道館に舞い降りる! アムロ・クワトロ「「ぬわああああああああ!!」」 カミーユ「アムロ兄さん! クワトロ大尉!」 ミネバ「ああっ! 今のでシャアとアムロがミンチに!」 ウッソ「なんですかあの影は、モビルスーツ?」 バナージ「巨大な翼に尻尾……まるで悪魔だ!」 ガロード「おい、見ろ! あれは三日月兄のバルバトスじゃねえか!」 ガロードの指さす先、悪魔を思わせる巨大な翼の中にいるのは 紛れもなく三日月のガンダムバルバトスだった。 フリット「間違いない、あれはシドだ。三日月兄さんのバルバトスを乗っ取った、バルバトスルプスレクス・シドだ!!」 link_anchor plugin error 画像もしくは文字列を必ずどちらかを入力してください。このページにつけられたタグ
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GN-005 ガンダムヴァーチェ ガンダムヴァーチェ パーツデータ GN-005 ガンダムヴァーチェ 分類 BBR 購入価格 腕部攻撃 移動タイプ パーツアビリティ オプション装備 その他固有装備 HG 23 100000GP EX トランザム MG 53 300000GP TVアニメ「機動戦士ガンダム00」に登場するMS。 ソレスタルビーイングの第3世代ガンダムの一つで、艦隊戦や要塞攻略戦を想定した重砲撃型MS。 ガンダムヴァーチェ パーツデータ 頭部 機体耐久度 スロット コスト 物理耐性 ビーム耐性 反応速度 アビリティ オプション HG Lv01 % % % Lv?? ????? --- Lv★ % % % MG Lv01 22090 1 8016 1.55% 1.55% 90% Lv01 バズーカマスタリLv02 Eカーボン(GN粒子コーティング)Lv01 追加装甲 Lv★ % % % 胸部 機体耐久度 スロット キャパシティ 物理耐性 ビーム耐性 スラスター アビリティ オプション HG Lv01 21780 1 9890 1.45% 1.45% 9270 Lv03 Eカーボン(GN粒子コーティング)Lv01 グラビカルアンテナLv01 追加装甲 --- Lv★ 198750 3 90250 15% 15% 20250 MG Lv01 66290 0 29390 4.67% 4.67% 11460 Lv02 Eカーボン(GN粒子コーティング)Lv01 クラビカルアンテナLv01 追加装甲 Lv★ 204380 3 90630 15% 15% 20630 腕部 機体耐久度 スロット コスト 物理耐性 ビーム耐性 外し補正 格闘攻撃力 アビリティ オプション HG Lv01 % % % Lv?? ????? --- Lv★ % % % MG Lv01 22090 1 8016 1.55% 1.55% 0% 14020 Lv01 バズーカマスタリLv02 Eカーボン(GN粒子コーティング)Lv01 GNコンデンサー Lv★ 68130 4 25375 5% 5% 6% 56420 脚部 機体耐久度 スロット キャパシティ 物理耐性 ビーム耐性 移動速度 アビリティ オプション HG Lv01 % % % Lv?? ????? GNビームサーベル Lv★ % % % MG Lv01 66290 1 29390 4.67% 4.67% 80% Lv02 Eカーボン(GN粒子コーティング)Lv01 GNコンデンサーLv01 追加装甲 Lv★ 204380 4 90630 15% 15% 84% 背部 機体耐久度 スロット コスト 物理耐性 ビーム耐性 ブースト速度 アビリティ オプション HG Lv01 % % % Lv?? ????? GNキャノンGNフィールド Lv★ % % % MG Lv01 44180 1 6876 3.11% 3.11% 80% Lv02 Eカーボン(GN粒子コーティング)Lv01 GNドライヴ+トランザムシステム Lv★ 136250 4 21750 10% 10% 91% 武装 名称 系統 HG MG 27 76 GNバズーカ バズーカ デベロップ一覧 派生元 対応部位 派生先 対応部位 頭部 胸部 腕部 脚部 背部 頭部 胸部 腕部 脚部 背部 ガンダムエクシア ◯ ◯ ◯ ◯ ◯ --- --- --- --- --- ---